優勢なとき、確かな手応えを感じているときでも、油断してはいけません。高くなりそうな手は、目先の和了に惑わされずに工夫した手順を踏むことが大事です。

　ドラはです。優勢な状態で迎えた親番です。が入れば、タンヤオ、三色、赤、ドラです。かが欲しいところで、を引きました。ここでを切ってリーチをかけていけません。１０巡目ぐらいでもテンパイを取りません。伸びている途中で手にふたをしては駄目です。ここはをツモ切りします。和了れなかったとしても、での和了を逃したとしてもかまいません。自分のエネルギーに見合った手順を追いかけていくことが大事です。

　ドラはです。ここでを引き、一気通貫の目がでました。カンかペンという形の善し悪しに関わらず、一気通貫のテンパイを作るという目標ができたことが大切です。を切り、かを引いてきたら素直にリーチをかけてもいいですが、かを引くことに照準を合わせ、意識を高めて、優勢な自分の手順を繰り出していきましょう。

　このように打つことで、持っている運がさらに上がっていきます。見えないぐらいまで上がっていくのが一番いいので、天まで届くような打ち方をしてほしいと思います。