第3期Smartリーグ第1節3卓自戦記
牧野伸彦(最高位戦)
皆さん、こんにちは!
最高位戦日本プロ麻雀協会、関西本部の牧野伸彦です!
今月から第3期Smartリーグが始まりました。
「Smartリーグって何??」という方は以下の記事をご覧ください!
▼天鳳を用いた麻雀プロの私設リーグ!牧野伸彦プロ主催の「Smartリーグ」に迫る!
第1節の中から2局紹介したいと思います。
同卓は、
佐治敏哲(@toshiaki_25)
原口幸洋(@npm_haraguchi)
南亮吉(@pugyarawaros373)
です!
基本ルールは最高位戦ルールを採用しています。
・30000点持ち30000点返し
・ウマ10000点-30000点
・一発裏アリ
今回は、迷った場面、自分の選択がどうだったのかな?という局を振り返っていきたいと思います。
① 2回戦東1局
役牌のがトイツ。
良い配牌で、リーチツモドラ1、リーチツモ
一盃口、リーチツモ一盃口ドラ1あたりを目指して門前での手牌進行とします。一枚目の
は鳴きません。オタ風の
から切り出します。
ドラをツモってきて七対子の1シャンテンになりました。
さて何を切りましょう?
七対子に決めるならドラ表示牌の切りになりますが、この手は
や一盃口の役が見えており、ドラを1枚切っても満貫になるルートがあるので、メンツ手も残して素直に
切りが良かったです。
実践では七対子を強く意識し、を切ってしまいました。
親の3巡目の切り、南家の1巡目の
切りを見て
が山にいそう!という思考もあったのですが、
を切っても七対子の1シャンテンです。
の場況が多少いいとは言え、残りの形が全てリャンメンのメンツ手2シャンテンと、七対子1シャンテンではメンツ手の方が和了しやすく、一盃口や
アンコorポンできることも考えるとメンツ手の方が優れているでしょう。
反省です。
当然のようにを引きますがツモ切ります。
お、ツモでテンパイ。
さて、どうしますか?
1、待ちでリーチorダマ
2、待ちでリーチorダマ
待ちにするのであれば、全員がマンズの下を切っており、次に引く
をツモ切りそうなのでダマの方が優位、
待ちにするのであれば、マンズの上に関する情報がなく、リーチとして全員の足を止めつつツモ回数を増やし、ハネ満や倍満ツモ狙いが良さそうです。
また、この局面では字牌も出ており良さそうな待ちに変わりにくいということもあり、
を切って、
単騎でリーチとしました。
しかし結果は、ドラペンチャンで追いかけられ、1000/2000ツモられ。
もう1局。
② 南3局2本場
51300点持ちトップ目。ここでトップを決定付けるアガリを決めたいところ。役牌のと
がトイツの配牌。赤ナシ麻雀においては、役牌2組はホンイツやトイトイを複合させて満貫を狙うのがセオリーでしょうか。
よって、ここは一番多いソーズのホンイツを目指します。まずはピンズから切っていきます。ここからマンズをたくさん引くようであればマンズにホンイツになる場合もあります。
をポン!ポンの発声は、直ちに行います。当初の構想通り
を切ってソーズのホンイツへ。
もポン出来ました。当初の構想通り、マンズを切って、と行きたいですが、下家を見てください。
自分が切った2枚目のをチーして
のトイツ落とし。
打点は分かりませんが、役牌が全て見えているため、タンヤオが濃厚でしょうか。
この段階で下家の形やシャンテン数は分かりませんが、
ソーズのホンイツにするにはやや形が悪くを残して1シャンテンにしておく方が良かったように思います。
実践ではを切りましたが、これもチーされて下家の手を進めてしまう結果に。
うーん。仕上がれば高いけど、2副露の下家がドラ切りでテンパイしていそう。
誰かに先に和了されてしまうと、自分は加点出来ないのです。
を引いて1シャンテンになりましたが、ツモ切った
で下家に放銃。
安い手だったものの、親番を流されてしまいました。
この局では、序盤は打点を見て進行するのは良かったものの、
中盤以降、他家の速度も考慮し妥協しないといけないなという局でした。狙いすぎると和了できずに加点出来ません。
1節目の2半荘を終えて、
4着、1着の△15.8でした。
全24半荘なので、まだ始まったばかりです。
次節以降も良い牌譜を残せるように打ちたいと思います。
牌譜
▼1回戦
▼2回戦