日本プロ麻雀協会のタイトル「第22期雀竜位決定戦」(3日間全15回戦)の最終日となる3日目が18日に行われ、A1リーグ所属の真田槐が初優勝となった。
雀竜位戦は各級から毎年半数が降級となる厳しいサバイバル戦のシステムとなっている。
決勝の対局者はディフェンディングの安藤弘樹、A級1位の真田槐、A級2位の原田翔平、A級3位の吉田知弘、A級4位の秋瀬ちさとでの対局となった。
初日、二日目を終え、真田が一歩リード。去年の覇者の安藤弘樹は2日終了時点で敗退となった。
真田は2位原田と120ポイントほど、3位の秋瀬とは170ポイントほどと優位な立場ではあるが協会ルールでの5回戦では十分に逆転の可能性はある。
最終日はトータル3位だった秋瀬が11回戦と14回戦の大きなトップで加点に成功、真田は13回戦でトップもスコアを伸ばせず、最終戦は真田と秋瀬が10ポイント差、最終戦は着順が上の方が優勝となる。
息詰まるオーラスは秋瀬と真田の点差が4000点差で迎えた。秋瀬がダブ南をポンしてドラの単騎の聴牌を入れる、このは山に2枚あったが、タンヤオの単騎の聴牌を入れていた真田が残り1枚のをツモって1000オール、秋瀬のアガリを封じた。
1本場では秋瀬が清一色のイーシャンテンまで育てたが、聴牌にはたどり着かず流局、真田が逃げ切り初戴冠を決めた。
優勝した真田は、「本当は圧勝劇を見せようとしていたのですが、秋瀬さんがずっと追い上げてきて苦しい戦いでした。南4局もずっと秋瀬選手のツモ番のたびにツモるなツモるなって祈る時間が続いていました。協会に入るときから、協会でてっぺん取るんだと言って戦ってきました。今回は協会で2番目のタイトル雀竜位を取ることができたので、今度は仲林さんの居る雀王戴冠、そしてその先のMリーグ入りを目指して自分の麻雀をよりたくさんの人たちに見てもらいたいなと思います。引き続きの応援をよろしくお願いいたします!」と喜びと今後の抱負を語った。
俺が第22期雀竜位‼️‼️
— 真田 槐 -えんじゅ- (@lefty_0521) February 17, 2024
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【雀竜位戦概要】
G級予選から始まり、G級、F級、E級、D級、C級、B級、A級と進んでいく。
(前年度雀竜位戦の成績によりスタートする級が決まる)
A級上位4名が決定戦に進出。前年度雀竜位を交え決定戦が行われる。
雀王戦リーグとは異なり、入会初年度から決勝まで進めるシステムのため、多くの若手スターが生まれたタイトル戦でもある。
【歴代雀竜位】
第1期 鍛冶田 良一
第2期 鍛冶田 良一(2)
第3期 小倉 孝
第4期 小倉 孝(2)
第5期 石野 豊
第6期 吉田 基成
第7期 福田 聡
第8期 伊達 直樹
第9期 内海 元
第10期 仲林 圭
第11期 渋川 難波
第12期 斎藤 俊
第13期 武中 進
第14期 吉田 基成(2)
第15期 江崎 文郎
第16期 江崎 文郎(2)
第17期 矢島 亨
第18期 大浜 岳
第19期 富永 修
第20期 吉田 知弘
第21期 安藤 弘樹
第22期 真田 槐