こんばんは、まろちょふです。
今回は10/9(月祝)に麻雀スリアロチャンネル で放送された第4回麻雀王国杯 学生麻雀甲子園 全国本戦決勝 での林輝さんの一打を紹介します。
対局者は本長浩斗さん(YTD)、鷲尾貴己さん(シングル選抜)、林輝さん(ぼくくぼ)、白水満俊さん(イッツーが好き)の4名です。
学生麻雀甲子園 全国本戦決勝は、人気麻雀漫画「咲-saki-」の作中で採用されている、持ち点10万点をチームで共有し、1半荘ごとに選手が交代するというシステムで行われた。各5に赤牌が1枚ずつあり、ドラ扱いです。
場面は大将戦南1局2本場、本長さんの親番、ドラはです。
チームぼくくぼの林さんはこの時点で2着目。チームイッツーが好きの白水さんとは21100点差があり、この南場でそれを逆転することが優勝条件となります。
西家の林さんの配牌はこちら。
ドラが二枚で他のまとまりも良く、面子手も対子手も狙えそうな好配牌。是非ともモノにしたい配牌です。
、と引き順調な進行。無難にを切るのか?と思われましたが・・・
なんとここで林さんは打を選択。七対子を本線とした手組にしました。
6巡目に面子手として進めるには絶好のを引きました。ここでドラドラを活かした面子手にも受けられるよう打とします。
次順に再びを引きました。両面塔子ができましたが、ここは打点を見てドラドラを崩さないようツモギリを選択します。
ここで南家のシングル選抜の鷲尾さんが立直。ドラのペン待ちの立直です。林さんは勝負手ですがここで放銃してしまうと優勝がかなり厳しくなるため悩みどころになります。
林さん、立直を受けて1発目には2枚切れの切り。次順に七対子イーシャンテンとなるを引き、筋の切り。
ここでイッツーが好きの白水さんが待ちの平和聴牌。薄い待ちですが局をかわしにかかります。
次順の林さんのツモは。無筋のを押し、七対子でも面子手でもイーシャンテンとなりました。
無筋のも押し、を引いて遂に聴牌。立直の現物であるを切ればドラのとのシャンポン待ち。ですがのいずれかでの七対子聴牌にも撮れます。
は生牌。は場に一枚。が場に三枚切れでが良く見えること、ドラが待ちにできることを考慮すると打を選択しそうですが・・・
林さんはを切って単騎の七対子ドラ3の聴牌に受けました。
なんと次順のツモ牌は・・・!
最短でハネマンをたぐり寄せ、大きく点差を縮めました!
この局をきっかけにして、逆転優勝を果たした学習院大学の「ぼくくぼ」の皆さん、優勝おめでとうございます!