最高位戦日本プロ麻雀協会と日本プロ麻雀協会の有志によって開催されるTwinCup。
2007年に初めて開催されたこの大会も、2013年8月に第6回目を迎えることになりました。
「麻雀プロによる麻雀プロの為の研鑽の場」
主催者がそう位置づける様にTwinCupはプロ団体主催の公式戦ではありません。
しかし、プロ団体主催大会顔負けの参加人数と競技システム、そして普段同卓できないトッププロや他団体選手と対戦できる機会など、特に若手選手にとっては参加することで得られるメリットが非常に大きい大会だと思っています。
1年半ぶりの開催となったTwinCupですが、前回からスケールアップした点が2つあります。
まず今回は最高位戦、協会、RMUの協力により、優勝者には各団体のオープンタイトルの本戦シードが与えられるという点。
そして2点目が決勝をニコニコ動画の生放送で行うという点です。
今回も若手選手を中心に、過去最多の130名を超える麻雀プロ参加の下大会は盛況に行われました!
参加していただいた多くの選手の方々には、改めてここでお礼申し上げます。ありがとうございました!!
さて、8/7(水)、8/10(土)に行われた予選を勝ち抜き、8/11(日)の本戦に駒を進めた選手は64名。
更にそこから本戦では7半荘を行い、以下4名が決勝進出となりました。
※ちなみに4名とも最高位戦選手の為、以降所属団体名については割愛いたします。
・1位通過: 醍醐 大
第30期後期入会、B1リーグ所属
第17期發王戦第 3位
・2位通過: 高倉 武士
第36期後期入会、C1リーグ所属
・3位通過: 栗田 恭宏
第37期前期入会、C3リーグ所属
第37期最高位戦新人王 第3位
・4位通過: 坂本 大志
第31期前期入会、Aリーグ所属
第4期最高位戦Classic 優勝
生放送で対局する以上知名度の高いプロに決勝に残ってもらった方が対局は盛り上がるかもしれませんが、前述の通りTwinCupは若手プロの為の研鑽の場だと思っています。
個人的には「新鋭2人、実力者2人」位の決勝を希望していたので、良い面子構成になったのではないでしょうか。
坂本と醍醐はG1タイトルの決勝も、生放送での対局経験もあります。
実力も最高位戦の中では多くの人が認める強者ですし、決勝の舞台でもいつもと変わらぬ打ち筋を見せてくれるでしょう。
対してCリーグ所属の高倉と栗田はこれまで主だった実績はほとんどありません。
栗田はワンデー大会での優勝や新人王戦での決勝経験はありますが、高倉は大小含めて競技大会での決勝が初となります。
若手二人は少なからず気負いがあるかもしれませんが、今回の経験を楽しんで、より大きなタイトル戦の舞台で役立つ経験にして欲しいと願っています!!
最後に惜しくも準決勝で敗退した4名の方々に優勝者予想をしてもらいました。
・多井隆晴(RMU S級ライセンス、第1,3期RMUリーグ優勝、第5期RMUクラウン優勝など)
◎ 醍醐 大
○ 栗田 恭宏
いよいよ決勝戦ですね。
この大会は各団体の中堅、若手が交流を深めることの出来る素晴らしいもので、毎年楽しみにしています。
今回は全員が最高位戦と言うことで、他の団体にとっては屈辱的な決勝メンバーになりましたね(笑)
僕の優勝予想はズバリ本命が醍醐プロ、対抗が栗田プロです!!
理由は単純、準決勝で僕に勝ったからです(笑)
決してふざけている訳ではなく、その時の内容が、どちらかが優勝するのではないかと予想させるくらい良かったのです。
まあ僕を倒したんだから、優勝してくれないと困りますよね。
坂本プロや高倉プロとは、公私ともに親しくさせてもらっていますが、彼らにはリーグ戦で頑張ってもらうと言うことで…
・松ヶ瀬隆弥(RMU B級ライセンス、第7期最高位戦Classic優勝)
◎ 坂本 大志
誰かと聞かれれば坂本選手です。
普段からセット等でお世話になっているので、こういう機会で是非勝ってほしいです。
・田籠 謙介(日本プロ麻雀協会所属、第6期優駿位)
◎ 高倉 武士
高倉さんを本命に推します!
キモくて誰も挨拶してくれない僕に、高倉さんだけ丁寧に挨拶してくれたので。
(麻雀の内容関係ねぇ…)
・橘 哲也(日本プロ麻雀協会Aリーグ所属、前回優勝者)
◎ 坂本 大志
○ 醍醐 大
自分が準決勝で坂本選手にヌルイ8000を打って負けました。
そんな訳で坂本選手が追い風ポールポジションなので本命にします。
後僕個人としては醍醐選手の麻雀が好きなので、対抗で応援させて頂きます。
と、4人だけだと少し寂しいので、勝手に筆者の予想も加えてしまいます(笑)。
・武中 真(日本プロ麻雀協会所属、第10期日本オープン優勝)
◎ 坂本 大志
○ 醍醐 大
本命は当然坂本大志でしょうか。
決勝や生配信も慣れているだろうし、何よりAリーガーの威厳を見せて欲しいですね。
後ジンクス的な話になってしまいますが、前々回に前回と実は主催の運営メンバー(近藤加那子、橘哲也)が連覇中なので、ジンクス的には今回彼が勝つ番でしょう。
…余談ですが運営メンバーの中で過去決勝進出して優勝できなかったのは私だけなので、彼が優勝すると正直少し肩身が狭いです(笑)
キャリアと実績という点を踏まえれば当然対抗は醍醐になります。
彼とは公私で付き合いも多いですが、麻雀がちょっと変わっています(笑)
視聴者の方には手数の多さと押し引きに注目してもらいたいですね。
栗田、高倉は本戦の麻雀を見る限りは、よく仕掛け、よくリーチ、といったいわゆる近代的な感じの雀風に見えます。生放送の対局でプレッシャーもあるとは思うのですが、本戦と同じ様に暴れまわって欲しいですね。
やはりというか、戦前予想の票は坂本と醍醐に集まった模様。
とは言っても、麻雀は運の要素が強いゲームですから、誰が優勝しても不思議ではありません。
第6回TwinCup、決勝は8/30(金) 20:00- ニコニコ動画公式生放送で行われます!
お楽しみに!!
~第6回TwinCup決勝 放送予定~
■URL
http://live.nicovideo.jp/watch/lv148962812
■日時
2013年8月30日(金) 20:00
■対局者
坂本 大志(最高位戦日本プロ麻雀協会Aリーグ所属)
醍醐 大(同B1リーグ所属)
高倉 武士(同C1リーグ所属)
栗田 恭宏(同C3リーグ所属)
■実況
松嶋 桃(日本プロ麻雀協会)
■解説
多井 隆晴(RMU S級ライセンス、第1,3期RMUリーグ優勝、第5期RMUクラウン優勝など)
片山 まさゆき(漫画家)
佐藤 聖誠(最高位戦日本プロ麻雀協会、第20,21期發王位)
渋川 難波(日本プロ麻雀協会、第11期雀竜位)
■大会協力
最高位戦日本プロ麻雀協会
日本プロ麻雀協会
RMU(Real Mahjong Unit)
麻雀王国
リーチ麻雀 神楽坂「ばかんす」
文責:武中 真(文中敬称略)