昨日3月10日に開催された「Mリーグ2018 朝日新聞ファイナルシリーズ4日目」の第1試合で、Mリーグ初の親の役満が出現した。
アガったのはKONAMI麻雀格闘倶楽部の前原雄大。
Mリーグ初の親役満は前原!驚きの配牌からのあっという間の大三元!
10日の第1試合で麻雀格闘倶楽部・前原がMリーグ初の親役満を達成!
南1局1本場、前原が親番でなんとか聴牌連荘をして迎えた次局。トップ目の多井は58100持ち、前原は17800点持ちの3着目
前原の配牌には驚きの大三元爆弾。第1ツモでが対子となりました。
そして南家の多井の初手のをポン、打とします。
その後引き続き亜樹から切られたをポン。打ちとします。
この時点でかなり怖い手であることが明確になり、一気に他家は打ちづらい状況に。しかし受け入れはやや限定された2シャンテンで聴牌まではやや時間がかかるか?という所でしたが・・・
なんとすぐにを暗刻に。あっという間に大三元のイーシャンテンに。
この時点ではをポンしているだけ。トイトイは可能性にあがりますが大三元はポンにより少しケアから薄れる可能性があります。理由としては、の刻子を確定させると、大三元のためには単騎待ちにするしかない為、この時点で1枚目のをポンすることは無いのでは?という読みもあります。
そして河は。それほど濃い河ではなく、素直に手を進めている印象があります。
少なくとも 攻めたい良い手 とは言い難い園田の手牌。しかし、前原の河が強く、この巡目からベタオリをすることは困難。「今のうち」に処理したをポンして前原はあっと言う間の大三元聴牌に。この時点で北家の亜樹はとを切っただけ。驚きの速さで聴牌となりました。
流石に場に緊張が走ります。手牌5枚のうちの左から2番目の切り。右の3枚は何だ・・・?本当になのか・・・?
多井が現物無しの手牌から苦渋の選択。対子のを切ることで一時的に時間を稼ぎ、安全牌の確保を狙います。園田、亜樹は数少ない現物切り。
そして左端のを切り、今引き入れた待ちに。が既にポンされていることを考えると、この時点で単騎待ち選択であることがかなり濃厚と考えられます。
しかし切る牌がない多井。単騎待ちが濃厚とは言え、先ほど通った以外を選択できる理由がなく、苦渋の放銃に!!
最終的にこの半荘で4着になってしまった多井。残りの2戦もABEMASが4着となり、ABEMASは一気に苦境に追い込まれた。
しかしレギュラーシーズンの終盤、怒涛のラッシュを見せたABEMASの逆襲は残り12戦で必ず見られるはずだ。
3/10 第1試合結果
1位:亜樹(風林火山)+62.2
2位:前原(麻雀格闘倶楽部)+18.8
3位:園田(ドリブンズ)▲25.6
4位:多井(ABEMAS)▲55.4