麻雀プロリーグ「大和証券 Mリーグ2019」88日目が3月5日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は滝沢、沢崎、寿人、瀬戸熊が出場。
東1局から沢崎が4連続でアガリを決め50000点を突破。先日半荘最高スコアを魚谷に更新されたばかりの沢崎だが、この日は魚谷の記録を塗り替えるかと思われる勢いを見せていた。
南1局依然として沢崎がリードをとるなか、風林火山・滝沢は落とせない親番を迎えるも、寿人に1300を放銃し親落ち。
南3局に滝沢がツモれば跳満のリーチをかけるも、追いかけてきた寿人に満貫を放銃し、瀬戸熊と8300点の同点に。
オーラス、滝沢と同点になった親番瀬戸熊がリーチするも、寿人が仕掛けてアガリ切り、第1試合終了。
瀬戸熊はこのリーチ棒を出したことでラスに落ちた。
沢崎は最多出場の40試合目をトップで終えた。
勝利者インタビューで沢崎は、松本リポーターに終盤の一戦どのような考えで試合に臨んだかを聞かれ「特になにも考えてないです」と飄々と話した。「メンツがいつも周りにいる後輩ばかりだったので、やっつけられるとまずいなとは思ってました」と語った。
ファンに向けては「いつも応援ありがとうございます。配牌とツモに恵まれていてツイてるので、次戦にも活かして連勝したいと思います」とポーズをとった。
第1試合結果
1位:沢崎(サクラナイツ)+73.5
2位:寿人(格闘俱楽部)+10.9
3位:滝沢(風林火山)▲31.7
4位:瀬戸熊(雷電)▲52.7
第2試合
第2試合は勝又、沢崎、萩原、前原が出場。
東2局に勝又がドラのを暗刻にしてリーチ。萩原も雀頭探しに時間をとられるかと思いきやが重なり追いかけリーチ。どちらも高打点だったが勝又が一発ツモで倍満に仕上げた。
東3局1本場親番でアガリを重ねた勝又。どこまでもやっていたい親番だが、前原が好配牌からすぐにテンパイしリーチ。満貫をツモアガって局を進めた。
東4局に萩原が勝又との2軒リーチを制した次局の南1局。再び2人のリーチ対決に発展。この時は4人にテンパイが入る鉄火場となったが、萩原が勝又の当たり牌を掴み放銃しラス目に。雷電は第1試合のラスも相まってボーダー争いに巻き込まれるかと思われた。
南2局ラス目になった萩原は親番で加点を狙うが、勝又にかわされ南3局へ。
すると萩原が驚異的な好配牌からドラを引き入れすぐにリーチ。これに沢崎が放銃し跳満を献上。萩原と沢崎の着順が入れ替わった。
オーラスは勝又が5巡目で高目一気通貫をテンパイしリーチ。沢崎が安目で放銃するも裏ドラが2枚のり満貫に。勝又はチームの望みをつなぐ、大きなトップを持ち帰ることができた。
勝利者インタビューで勝又は「状況は苦しいですけど、可能性は何パーセントかは残ったかと思います。チームの雰囲気は、悲観しても仕方がないので、少しでも大きなトップをとるためにしっかり攻め切ろうという感じです。残り2戦はとにかく特大のトップをとれるように集中して戦いたいと思います」と神妙な面持ちで話した。
ファンに向けては「最終半荘の南4局が終わるまでは集中して、少しでもセミファイナル進出の可能性が高まるように頑張っていきますので、引き続き応援よろしくお願いします」と唇を強く結んだ。
第2試合結果
1位:勝又(風林火山)+82.3
2位:前原(格闘俱楽部)+6.7
3位:萩原(雷電)▲22.0
4位:沢崎(サクラナイツ)▲67.0
3月5日トータル結果
風林火山+50.6
格闘俱楽部+17.6
サクラナイツ+6.5
雷電▲74.7
レギュラーシーズンは各チーム残り2戦。セミファイナルに駒を進めるのは果たして。
次戦は3月6日(金)KADOKAWAサクラナイツ、渋谷ABEMAS、チーム雷電、U-NEXT Piratesの戦い。