麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2022-23」49日目が1月2日(月)に開催された。
第1試合結果記事
第2試合出場選手
東:東城りお
南:村上淳
西:松ヶ瀬隆弥
北:黒沢咲
第2試合
東1局、東2局1本場ともに村上の1人テンパイで流局。
東2局1本場では村上のハイテイを松ヶ瀬がズラしたことで6000オールを阻止した。
続く東2局2本場、村上が3局連続の先制リーチ。
待ちは嵌。山に1枚のみだったが、中スジになったことで松ヶ瀬が放銃。
村上が3900のアガリを決め連荘となる。
東2局3本場は黒沢のセレブ打法が決まる。
ドラ2の手牌を手にしていたが、2巡目に打たれた2枚のをどちらもスルー。
を落としていくと、タンヤオで手が伸びていき面前テンパイに辿り着く。
のシャンポン待ちでリーチ。
東城が同順に追いかけリーチを敢行するも、ほどなくして黒沢がをツモ。
裏が暗刻のになり、4000・8000のアガリが決まった。
殆どの打ち手が1000・2000にする手を倍満に仕上げる、まさに「強気のビーナス」の選択をみせた。
東3局は黒沢が3巡目にのシャンポン待ちでリーチ。
村上がで放銃。裏が1枚乗って5200のアガリ。
黒沢の親番となった東4局。
中盤に2枚目のとをポンすると、満貫の両面テンパイ。
東城にも満貫のテンパイが入る。ここはダマを選択。
松ヶ瀬が清一色のテンパイを取り、を打って黒沢のアガリ。
12000の加点で持ち点は5万点を超えた。
一方の松ヶ瀬は箱下寸前へと沈む苦しい展開。
流局を2回挟み、東4局3本場。
松ヶ瀬の両面先制リーチが実り、2000・4000のアガリ。
黒沢が1人突き抜け、他3者が並んだ状況で南入となる。
南1局は松ヶ瀬が絶好のを引き入れて三面張リーチ。
黒沢が一発でを掴み、そのままツモ切って放銃。
12000の直撃を決め、反撃の狼煙を上げる。
親番が村上に移り南2局。
村上の先制リーチに、東城と松ヶ瀬がダマテンで押していく。
各者の命運を分かつこの局、制したのは松ヶ瀬。
をツモ、2000・4000の加点で黒沢と6700点差まで迫った。
南3局、村上が混一色で仕掛けてテンパイを入れるも、松ヶ瀬のリーチを受け泣く泣く撤退。
しかし松ヶ瀬の待ちは純カラ。
そこに黒沢が現物待ちのでテンパイ、ほどなくしてをツモ。
1300・2600のアガリで松ヶ瀬に跳満条件を突き付けてオーラスへ。
オーラスは親番の黒沢が47,500、松ヶ瀬が31,000、村上が10,900、東城が10,600という並び。
黒沢がフリテン三面張で先制リーチ。更なる加点を狙う。
村上が勝負に出る。チーしてタンヤオのテンパイ、ワンチャンスのを河に叩きつける。
赤3となり逆転が現実味を帯びてきた松ヶ瀬がを選び村上に放銃。
最後は3900のアガリで新年初日はゲームセットとなった。
東2局3本場に強烈な倍満を決めた黒沢が堂々のトップ。
今日でプラス圏に浮上した雷電だが、黒沢の覚醒で更なる飛躍となるか。
第2試合結果
1位 黒沢(雷電)+66.5
2位 松ヶ瀬(風林火山)+7.1
3位 村上(ドリブンズ)▲24.2
4位 東城(フェニックス)▲49.4
1月2日トータル結果
雷電(瀬戸熊2着・黒沢1着)+81.9
風林火山(瑠美1着・松ヶ瀬2着)+64.2
ドリブンズ(園田3着・村上3着)▲43.0
フェニックス(魚谷4着・東城4着)▲103.1
雷電、風林火山が加点でドリブンズ、フェニックスが苦しむ結果となった。雷電にとってはプラス圏内に浮上できたことがとても大きく、これで更に上位まで見込んでいける位置につけることができた。ドリブンズ、フェニックスとしては目標チームがサクラナイツだけになってしまうことはセミファイナル進出に向けては避けるべき事態。現状プラス圏内のどこかのチームをこの先くるしめつつ、自軍がしっかり加点していくことがセミファイナル進出に向けて必要となるだろう。
第2試合各局詳細
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