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豪快な一手を狙うセレブ雀士 黒沢咲の強さ、雀風に迫る

豪快な一手を狙うセレブ雀士 黒沢咲の強さ、雀風に迫る

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常に高打点の手を作り、勝負所では押しまくる。そんな対局スタイルから「強気のヴィーナス」との異名が付いた、才色兼備で人気を集めている黒沢咲。最近では、気品あふれる所作や雰囲気から「セレブ」という呼び名も頂戴するようになった。2019年には結婚・出産を経て、現在は育児と麻雀の両立をしているママ雀士でもある。このページでは、黒沢の打ち方・雀風や麻雀プロになったきっかけ、そして彼女のプライベートに迫ってみる。

目次

黒沢咲の基本情報・プロフィールデータ

名前 黒沢 咲(くろさわ さき) 
異名 強気のヴィーナス、セレブ
生年月日 10月6日(年齢非公開)
出身地 北海道生まれ、東京都育ち
血液型 A型
趣味・特技 料理、ゴルフ、旅行、お酒
本人公式SNS Twitter
Instagram
YouTube
所属団体 日本プロ麻雀連盟
所属チーム TEAM RAIDEN / 雷電
プロ入会年 2005年
主なタイトル 第6・7期プロクイーン
第6・9・12回麻雀さんクイーンカップ

趣味が料理という黒沢。過去には和食と中華の料理教室に2年間通っていただけあり、手料理の腕前もプロ級である。「熱闘!Mリーグ」にて自宅でのホームパーティーが放映された際には、かしわ飯やアクアパッツァ、牡蠣のウニ乗せ、イサキの炙りなどさまざまな料理を作り上げていた。YouTube「くろさわチャンネル」でも、その腕を遺憾なく発揮している。

経歴

2005年:日本プロ麻雀連盟21期生としてプロ入り
2008年:第6期プロクイーン
2009年:第7期プロクイーン
2018年:Mリーグドラフト会議でTEAM RAIDEN/雷電にて3位指名
2019年:連盟A1リーグに昇格
2020年:YouTubeにKurosawa ch(くろさわチャンネル)を開設
2021年:連盟A1リーグで2位となり女性初の鳳凰位決定戦進出

麻雀との出会い・きっかけ

黒沢プロが麻雀に出会ったのは大学生の時だったが、幼少期から家族で「ドンジャラ」を楽しんでいた。幼い頃から負けず嫌いな性格だった黒沢プロは、祖父母や妹と一緒にドンジャラを行っていた時も、「絶対負けない、勝つまでやる」という意気込みだったという。そんな彼女が麻雀牌に触れたのは大学の頃。当時、同級生が麻雀をしているところを見て「ドンジャラみたいで面白そう」と思い、その魅力にハマっていく。大学卒業後は人事コンサルティングの会社へ就職するも、仕事が終われば麻雀という毎日を送る。行きつけだった麻雀店には、二階堂瑠美・亜樹プロ(ともに連盟・風林火山)の父親が勤めていた。二階堂姉妹の父から「瑠美ちゃんと亜樹ちゃんがプロになればいいのにって言ってたよ」と声を掛けられる。その時から麻雀プロになることを意識し始め、2005年には日本プロ麻雀連盟でプロ入り。2008年にはプロクイーンを獲得、続く2009年でも連覇を成し遂げ、会社を退職しプロ一本として活動することを決心するのであった。

Mリーグの個人成績

開催年 順位 ポイント
2018 7位 116.9pt
2019 8位 150.5pt
2020 7位 193.3pt

黒沢はMリーグ初年度からTEAM RAIDEN/雷電に所属し、過去3シーズン非常に安定した成績を残している。3シーズン連続で順位は1桁、かつポイントも100以上。これをMリーグで達成しているのは、多井隆晴(RMU・ABEMAS)と黒沢の2人しかいない。超門前派で高打点を狙う特殊なスタイルでありながら、これだけ安定した戦いができているのは驚異的だ。毎シーズン、ポイントをコンスタントに稼いでくれる黒沢の存在はTEAM RAIDEN/雷電の心の支えとなっていることだろう。

黒沢咲プロの打ち方や雀風

©ABEMA

黒沢の麻雀はじっくり高い手を狙い、勝負手となれば積極的にぶつけていく豪快な麻雀だ。スピードよりも打点を重視する傾向が強く、幼少期に遊んでいたドンジャラが影響してか刻子手を好む。そんな黒沢の副露率は極端に低く、半荘を通して1回も鳴かないことも珍しくない。そのため、黒沢が鳴きを入れたときには打点が高いと予想されることが多く、同卓するライバルは警戒せざるを得ない。「強気のヴィーナス」の異名を持つ黒沢だが、毎局のように強気で押していくわけではない。攻めるべき時に攻め、守る時はしっかりガードというメリハリが黒沢の強みといえるだろう。

黒沢咲の対局時の様子

麻雀最強戦2020 タイトルホルダーvsMリーガー最強の女流決戦 2020/09/06

©竹書房

B卓に入った黒沢は、和久津晶(連盟)とのめくり合いを制して、高宮まり(連盟・格闘倶楽部)とともに決勝へ進んだ。A卓から西嶋千春(最高位戦)と古谷知美(連盟)が勝ち上がってきた決勝では、落ち着いた展開で場が進む。そして東4局1本場、6400をアガった高宮が先行して南場に入る。

南2局で黒沢が2軒リーチを制し、トップ目に立つ。南3局は流れて、優勝の行方はオーラス次第となった。3着目ながらも満貫出アガリで逆転可能だった古谷が、一盃口ドラ2でリーチしたものの流局に終わり、黒沢が辛くも逃げ切った。

麻雀最強戦2017女流プレミアトーナメント 女達の死闘 予選B卓 2017/05/06

©ABEMA

南3局1本場、黒沢の配牌にはメンツが1つもできていない。それでも自風の[西]がトイツになり、[西]ポンで早めにアガリに向かうのかと思われた。しかし、黒沢はポンをせず、他家のリーチに備えながら門前でアガりを目指すという方針で対局を進めていく。最終的に[西]のトイツは落とし、黒沢がタンヤオをつけた5200点をアガることになった。打点を作りながらも手牌の可能性を広げた、黒沢の強さを証明した印象的な対局となった。

麻雀最強戦2017女流プレミアトーナメント 女達の死闘 決勝 2017/05/06

©ABEMA

南4局オーラス、36900点でトップの黒沢が手を進め、3面待ちの聴牌をヤミテンに構える。そこへ、2番手の和泉由希子(連盟)が聴牌し、高め三色となる先制のリーチをかけて逆転を狙いにいく。これに対し、黒沢も一転してリーチで勝負を仕掛け、一騎打ちの形に。最終的に和泉が一発で当たり牌をつかんで放銃し、黒沢が麻雀最強戦2017で優勝に輝く。決勝戦にふさわしい、リーチが飛び交うスリリングな対局となった。

SNSでの評価・評判

黒沢の高打点を狙う姿勢に魅了されているファンの声が目立つ。また、黒沢の料理や食に関する評判も多い。

多くのファンが黒沢の鳳凰位戴冠に期待している。団体最高のタイトルを女性プロが獲得すれば快挙となるが果たして?

黒沢には、セレブキャラ・料理上手キャラの他に食いしん坊キャラも定着しつつある。料理上手で、しかもご飯を美味しそうにたいらげる姿を見ると、こちら側も見ていて気持ち良い。

2021シーズンのMリーグも厳しい展開が続くTEAM RAIDEN / 雷電。だが、それぞれが奇跡を起こしたことのあるメンバーばかり。そんな雷電と黒沢を、「雷電ユニバース」は応援し続ける。

黒沢咲のおすすめの動画

CMにもなった四暗刻単騎


トップと2着が4万点台、黒沢は3万点近く離れた3番手で迎えたオーラスで配牌には暗刻が1つに対子が2つ。逆転するなら役満しかないが、3着キープでアガりに向かうならタンヤオやピンズのホンイツも視野に入る状況。しかし、黒沢の手にはトップを勝ち取れと言わんばかりに暗刻が増えていく。そしてついに、超難度の役満「四暗刻単騎待ち」のテンパイにまでこぎつけてしまった。ライバルたちもトップを勝ち取るべくアガリに向かう中、黒沢が虎視眈々と狙っていた[西]を内川がハイテイで掴む。あまりにも不気味な[西]に、卓を凝視して切り出すべきか否か熟考する内川。しかし、聴牌料での収入が大きな場面で、次局に望みをつなぎたい内川は苦渋の決断で[西]を切り出すのだった。かくして黒沢の四暗刻単騎が炸裂し大逆転でトップを勝ち取った。この一局は、のちにCMにも採用されるMリーグ史上でも屈指の名場面となった。

くろさわチャンネルがリニューアル!?

2021年12月に「くろさわチャンネル」がリニューアルされると発表。毎回の動画を楽しみにしているファンは、どんなリニューアルが行われるのかと胸を躍らせた。ファンの期待が高まる中、満を持して公開された動画はなんとドラマ仕立て。その内容は、料理もプロ級の黒沢プロがシャンパンに合う料理を紹介する動画であった。以降、くろさわチャンネルでは本動画の続編といえる料理動画がシリーズで公開されるようになった。卓上での振る舞いと同様、料理中の手際も優雅な黒沢プロ。セレブにふさわしい立ち振る舞いで、料理でも視聴者をうならせてくれる。

黒沢咲のニュース・こぼれ話

2020年に女の子を出産!ファンからは祝福の声

黒沢は2019年に結婚と妊娠を発表しており、2020年7月2日に自身のブログにて「本日、第一子となる女の子を無事に出産しました!母子ともに元気です」と報告。ファンからは非常に多くの祝福の声が上がった。また、ファンから贈られた出産祝いが自宅に届いたことをYouTubeを通して伝え、動画内で感謝の気持ちを述べている。

黒沢プロは超一流ホテルの御令嬢!?

黒沢プロの父親と超一流のホテル社長が同姓同名であることから、麻雀プロの間で黒沢は社長令嬢ではないかという噂が飛び交っていた。「熱闘!Mリーグ」で本人がこれを否定したが、父親が経営者であることは本人も語っており、やはり黒沢は社長令嬢ということになる。番組内では彼女の料理の様子が流れ、さらに妹・母親・父親と家族総出で出演している。

小林剛と初めての対談で論じた「鳴くか、鳴かざるか」

門前主体の黒沢咲プロと鳴きを多用する小林剛(麻将連合・パイレーツ)。まさに正反対の雀風といえる2人が2021年に初めて正式に対談し、「ロボ対セレブ」という異色の対談に麻雀ファンは盛り上がりを見せた。Mリーグでお互いをどう意識して試合に臨むかという質問に、小林は「村上淳(最高位戦・ドリブンズ)だと思って戦う」と戦友・村上を例に出して回答。対して黒沢は「相手が誰だから打ち方を変えるわけではない」と、これまた芯の強い黒沢らしい回答。このような「らしさ」あふれる会話が展開されるため、2人のキャラクターを知っているファンには楽しんでいただけること間違いなしの対談となっている。

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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