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【インタビュー】藤田晋 Mリーグチェアマン 正念場の2年目は合格点

【インタビュー】藤田晋 Mリーグチェアマン 正念場の2年目は合格点

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KADOKAWAサクラナイツが加わり8チームとなった2年目のMリーグは、選手上限4名や男女混成、セミファイナル制の導入など新たなシステムを導入。「この熱狂を外へ」をテーマにパブリックビューイングの定員増加や『熱闘!Mリーグ』の地上波放送を実現した。シーズン途中ではあるが、ここまでの盛り上がりについて藤田晋チェアマンはどのように評価しているかインタビューを実施した。

AbemaTVの視聴者数が昨年を大きく上回る

-----2年目のMリーグもレギュラーシーズン終盤にさしかかっています。チェアマンとして今季のここまでの盛り上がりをどう評価していますか?

とてもいい感じだと思います。初年度はMリーグができたという話題性と、萩原聖人選手のおかげで取材が入ってきました。

2年目が正念場になりやすいのですが、他の注目選手も育ってきて、Mリーグというムーブメントが世の中に広がっているので、合格点だと思っています。

わかりやすい数字で言うと、『Abema TV』の視聴者数が軒並み昨年を大きく上回っているというのが大きいです。

1日あたりの視聴数は平均10万増加し、週間の視聴時間 は120%増、週間の視聴者数は2万〜3万UU増加しています。


-----定員900人のPV『プレミアムナイト』は連続で完売。そして高松で開催された初の地方公式PVは、定員50名に対し250名以上の応募があったそうです。

やっぱり地道な活動がファンを獲得するのに一番早いです。地方開催が喜ばれるのがよくわかったので、他の地域でも開催していきます。

▽いままでにない『観る麻雀』に地元メディアも注目している

-----今期から全チームに女性選手が所属しましたが、女性選手の活躍についてはいかがでしょうか?

麻雀そのものやMリーグを華やかにし、見やすくしていただいたので、大成功だと思います。

-----「観る麻雀」が浸透してきています。小学生もMリーグを観ていますが、長いゲームは終了が24時を超える場合もあります。開始時間を早めたり、デーゲームを開催することは考えていますか?(今季から土日開催は17時開始となっている)

「Mリーグ」はプロ野球のオフシーズンの娯楽と考えています。長年プロ野球中継は19時~21時で放送されており、それがベストだと思っています。当時は小学生もよく観ていましたので、現状で悪く無いと思っています。

-----2、3時間で対局が終了するように、たとえばゴルフのようにスロープレーに対して警告を出したり、将棋のように持ち時間制にしたりすることは考えたりしていますか?

対局が長時間になることは最初から心配していました。スポンサーが付いたり、多くの視聴者が観てくれるなど、麻雀を産業化させないとプロとはいえません。マニアはともかく、ライトユーザーはあまりにも長い対局を観ていられない。これまでのプロ団体のリーグ戦だと、遅い人は遅くし放題になっています。それどころか、遅い人の方がよく考えている、思考が深いという理屈が成り立とうとしていたので、ルールを決めないと不公平だな思い、審判制を導入しました。

対局が遅くなった場合、イエローカードを出す前にまずは警告を出しますが、そこで初めて選手は気付きます。急に早くなるのを観たことがあると思いますが、あれは選手に審判から警告が出ています。選手にわざと遅くしようという意図は無く、ゲームに集中し過ぎて何秒経っているかわからなくなっているのです。

-----沢崎誠選手や前原雄大選手など、ベテランの選手が活躍しています。もっと若い選手にもMリーガーになって欲しいですか?

若いヒーローが出てくるのが一番理想的です。藤井聡太さんが中学生棋士として登場し、将棋の注目度があがったのを目の当たりにしているので。ただ麻雀は将棋よりも不確実性が多いゲームで、経験がものをいう世界。実際は若手が台頭しずらい状況にあります。一見運の要素が強いので行けそうに見えるのですが、現実は真逆ですね。

▽渋谷ABEMASによる18歳以下の麻雀イベント。この中に未来のMリーガーが!?

-----以前、チームや選手を急激に増やしたりしないという発言もありました。いまも考えは変わらないでしょうか?

いまは選手とチーム名を世の中にしっかり浸透させなければいけない時期です。たとえばサッカーだとJ3のチームや選手をみなさん知らないと思うのですが、増えすぎると覚えられないですよね。麻雀プロのチャンスを増やしてあげたい気持ちはあるのですが、焦って増やすと捉えどころがなくなってしまうので、選手の増加ペースは落とそうと思っています。

成績下位がクビになるルールは残酷だが見所が増える

-----昨シーズンは全選手が契約を更新し、契約解除がありませんでした。ファンからは成績が悪くてもリスクが無いのはプロスポーツとしてどうかという声もあります。

たとえば『何期連続下位になったら契約解除になる』という制度は選手には残酷なんですが、それがあるとプロスポーツとして、エンターテイメントとしてとても見所が増えます。落ちそうな選手を監督がどう起用するのか。本人が絶対負けられない状況での打ち方に悲哀が生まれて感動するし、導入したいと思うのですが、それをMリーグの理事会で話すと色んな意見があってまとまらないですね。ただ、いまのままだとなぁなぁになって、ファンもしらけさせちゃうので何らかの手を入れたいと思っていますが、まだ具体的なアイデアが決められていないです。

-----オフィシャルサポーターの人数が、視聴者数からするとまだ少ないように見えます

麻雀は本当に強い人でも勝ったり負けたりするので、実力で並べるのは極めて難しい。この人の麻雀なら観たいというのもプロの仕事で、人気も大事だということを基準に入れていこうという考えがありました。人気によってオフィシャルサポーターの格差ができると、各チームがファンサービスをもっと頑張るという展開に持っていきたかったのですが、いまは色々な試みをしていて、もっとテコ入れすれば増えて行くと思います。

-----選手が増えたので一人あたりの試合数が少なくなりそうです。オフシーズンを短くしたり、試合数を増やしたりは考えますか?

もっとやってもいいんですけど、全部の試合を観たいというファンがいるんですね。試合数をこれ以上増やすと観られないじゃないかと(笑)そもそも最初はスタジオに2卓置いてやろうと思っていました。技術的には可能で、特番では2卓同時進行で放送しています。でも2卓でやると観られないという意見もありまして、いまのところは1卓で進行しています。

-----いまのところ東京にチームが集中していますが、フランチャイズ制は考えていますか?

そのうち地方のチームが出てくるといいなとは思っています。現状はそんなに地元意識が強くない。先日、渋谷のスポーツバーでABEMASの試合をパブリックビューイングしたのですが、ものすごく盛り上がりました。これを繰り返していくと『俺たちは渋谷のチームを応援している』という感じになってくれるんじゃないかと。今後も開催していくので、チームごとに各地のスポーツバーで開催していくと、地域に根ざしたチームになるのではないでしょうか。

▽いつも冷静な藤田監督も思わずガッツポーズするほど熱狂

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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