- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第3章 46
「鳴きやすさ」は場況に依存するところが大きいので、メンゼンよりも平面上の打牌と判断が変わるケースが増えます。リャンメンをあえて外すような打ち方をすることは稀だとしても、ペンチャンとカンチャン程度の差であれば、手変わりの差よりも上家からの鳴きやすさでどちらを残すか判断した方がよいです。
対戦相手によっても鳴きやすさが変わるのは確かですが、対戦相手よりは局面そのものを判断の根拠として優先されることをお勧めします。牌を絞りがちな打ち手でも染め手狙いなら染め色以外の牌は鳴けることが多く、牌を絞らない打ち手でも自分の手牌に必要なら鳴かせてもらえません。相手の打ち筋は意識するに越したことはないですが、意識し過ぎるとより優先すべき要素を見落としがちになるので注意しましょう。
第3章 47
「赤ドラが複数ある手なら手役よりアガリ率重視」「赤5を切っている他家には同色の3、7が通りやすい」のように、見えている赤ドラによって打牌判断が変わることはよくあります。しかし、これらはそもそも手牌、局面が違うから判断を変えているのであり、ルールの違いで判断を変えているわけではありません。
一方、手役の形が明確に見えているのであればその手役を狙うに越したことはなく、そうでないならメンツができやすいように内に寄せる選択が有力であることは、赤ありでも赤なしでも変わりません。よって個人的には、赤の存在を意識しておく必要があるのは確かですが、赤ありかなしかというルールの違いを考慮に入れて打牌選択を考える必要はさほどないと考えます。
赤ドラありだと高打点が出やすいので、あたかも別のゲームをしているような感覚になる場合があるということ自体は否めません。しかし、そのせいでルールの違いばかりに意識が向いて、より重要な手牌や局面に関する情報を見落とさないように注意しましょう。
第3章 48
徹夜で卓を囲んでいて眠気で意識が朦朧とする中、「リーチ一発メンタンピン即、跳満。」と申告してきた相手にそのまま跳満を支払ってしまったという話をどこかで聞いたことがあります。「バンバン」までつければ倍満ですが、そこまでやると流石にバレると思ってやらなかったのでしょうか(笑) 何にせよ、申告ミス等の間違いがあればお互いに指摘し合えるようにしておきたいものです。勝ち負けは別としても、信頼し合える麻雀仲間は大きな財産になります
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