- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第3章 43
「ちゃんとした麻雀」が「よそ行きの麻雀」のことであればもちろんちゃんとする必要はありませんが、「勝つための麻雀」であっても、実はそこまでちゃんとする必要はありません。それなりに出来ているものを完璧にしようとするのは、労力の割には効果が大きくなく、労力を割き過ぎたために他のことでミスをしてしまう恐れもあります。一つのことを完璧にこなそうとするよりは、それなりでよいので万遍なく出来る方が勝ちやすいものです。
とはいえ、「それなりに出来る」段階になる前に新しい知識や技術を取り入れようとすると、どんな局面で何を優先すべきかを誤ってかえって勝てなくなる恐れがあります。
では、どの程度出来れば「それなり」と言えるのか。これは完全に私の主観ですが、「ミスにすぐ気付けるようになったら」というのが一つの目安と思っています。かなり強い人でも基礎的なミスを全くしないわけではないので、ミスが多い自分はまだ早いと思って新しい技術を身につけようとしないのは勿体ないことです。「まだ早い」という言葉が自分から出るのは、むしろそれなりに出来るようになった証拠です。
第3章 44
麻雀に勝つことばかり考えていると、つい他のことが疎かになりがちです。麻雀は相手が居なければ打てないのですから、事前の打ち合わせは大事ですね。
余談になりますが、「まあじゃんほうろうき」は私の一番好きな麻雀漫画です。その中で出てくるUさパパ(やたらと顔がでかく書かれていて、作者の西原理恵子氏が何度となく爆弾発言をかますのでいつもブチ切れている)が、本書のイラストと全く違っていて思わず笑ってしまいました(笑)
第3章 45
「机上の何切る」は、どの牌をツモる確率も同等、アガリに近い形なら統計上の出アガリしやすさも一応考慮するくらいのつもりで判断するようにしています。
今回の手牌であれば、何らかの理由で待ちよりカンの方がアガリやすいとみるなら打、とのシャンポンの方がアガリやすいとみるなら打とする手も考えられます。流石に単純リャンメンと、字牌以外のリャンメン以外の待ちで後者を選ぶことは場況込みでも稀だと思いますが、実戦との違い自体は意識しておいた方がいいですね。
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