- 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第3章 55
ダイエットと異なり、麻雀は運次第で努力が結果に結びつかないことがよくあるゲームです。ですから、実現が難しい結果を目標にすることはお勧めできません。ミスが目立つようになったらその日は打つのを止めて残りの時間は座学に回す。やりがちなミスを少しでも減らせるようになったらそれで良しとするスタンスで臨むのがよいのではないでしょうか。
私の場合は意志が弱いうえにモチベーションもだいぶ落ちているので、とりあえず来年あたりから1日1戦は天鳳を打つ。どうしてもお腹が減ったら好きなものの中で太りにくいものを口にするくらいで麻雀もダイエットも進められればと思います…流石に縛りが緩過ぎますかね(笑)
第3章 56
私がセット麻雀の誘いがあれば嬉々として参加するにもかかわらず、ネット麻雀はさほどやる気になれないのは、卓を囲んでいる時は麻雀しかすることがないのに対して、PCの前では麻雀以外に出来ることがいくらでもあるからというのが理由として大きいです。麻雀以外にやることが出来ると麻雀から遠ざかってしまうように、麻雀中であっても余計な選択肢があるとついそちらに気が向いてしまい、正着から遠ざかってしまう場合があります。身軽で行けというのは金銭や物理的な話だけでなく、精神的な意味でも言えそうです。
第3章 57
一戦毎の結果は独立しているルールにもかかわらず、「負けている時は◯◯しろ」というのもオカルトにありがちです。それらが全て間違っているというつもりはありませんが、負けている時にそうするのが有効であるなら、そもそも勝っている時からやっていればなおのことよいはずです。声を大きくするのも他家に自分を意識させるため、気持ちが沈むことによる判断ミスを避けるためと考えれば十分合理的です。
第3章 58
「第一打に字牌を切らない」「ドラはテンパイまで切らない」「なるべく早く打つ」。打牌判断の精度を高めることが目的であれば、これらは全部逆効果です。
しかし、打牌基準を固定化して素早く打つようになれば、それだけ場に目が向くようになり情報を認知する精度は高まります。精度の高い打牌基準を学ぶこと自体が極めて難しかった時代においては、たとえ打牌基準が間違っていても、場の情報を認知する精度を高めた方が勝ちやすかったというのが、「雀鬼流」が結果を出していた理由ではないかと思っています。
「考える」のは座学の時にすることで、実戦ではなるべく「考える」ことを減らすべきということは今でも通じることです。考えることが大事なのではなく、考えるまでもなく出来るようになることが大事なのです。
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