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ネマタの戦術本レビュー第767 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その19」

ネマタの戦術本レビュー第767 回「セット麻雀必勝法 著:H坂 その19」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!
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第4章 59

  

 本書は赤5単騎リーチを推奨していますが、シミュレーションによると、字牌が1〜3枚見え、赤5が片無筋か両無筋とすると、どのケースでも字牌単騎が有利となりました。赤5が両筋のケースでさえ、字牌が2枚見え(1枚切れ)なら字牌単騎がやや有利であるようです。個人的にも少し意外でした。字牌単騎に受けてもツモ、一発、裏ドラ次第で高打点になるにもかかわらず、「3200と6400の比較」と考えてしまいがちなのが直感に反する理由と言えそうです。
 ただし、赤5を切ってリーチとなると待ちを絞りやすいので字牌待ちでも止められやすくなるという要素もあります。最初からチートイツに決めうち気味に打っている場合はなおさらです。字牌待ちのアガリやすさは場況で変動しやすいので、局面次第で優劣が変わるケースはありそうです。

第4章 60

 単騎が字牌単騎なら迷わず字牌単騎を選べる人も多いと思いますが、次巡以降無筋を引いても降りない手であれば、一旦危険牌を通して少しでもアガリやすい待ちに受けた方が、将来の放銃率が減るので総合的にみて有利になります。
 ただし、いくら現物待ちでも他に通っている牌が多いとなると、残り2枚の数牌単騎ではいずれにせよアガリが期待しづらいです。その場合はの危険度も更に上がっています。

  

 ドラ無しのケースは数牌待ち現物ダマに受けるくらいなら、いっそ現物を切って危険牌の数牌単騎でリーチを打つのが有力そうです。「現物待ち」がどの程度アガリやすいかも場況で変動しやすいので難しいところですが、低打点のケースでは、「アガリやすい危険策」が最善でないことも多いことは押さえておきましょう。

第4章 61

 ガン牌でなくても、自分が一度切った牌でも残した方がよいケースは案外あります。「一度ツモ切った」という過去の選択にとらわれているとうっかりツモ切りしがちです。「今この手牌、局面でどうすべきか」に集中し、打牌を決める前に本当にそれでよいかを確認するためにワンテンポ間を置くようにしたいですね。

竹書房で一番麻雀が強い男が明かすセット麻雀必勝法

史上初、セット麻雀(知り合い同士の麻雀)必勝法の本です。

もし知り合いと麻雀をしたことのある人でしたら感じたことがあると思いますが、どんなセット麻雀にもそこに「勝ち頭」の人がいます。なんであいつに勝てないんだろう?
その人とあなたはどこが違うのでしょうか。
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H坂
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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