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2/21発売「論理的思考で勝つ麻雀」著者:中嶋隼也インタビュー「自身の思考を言葉にすることが雀力向上につながる」【2月13日20時「なにきる大会」開催】

2/21発売「論理的思考で勝つ麻雀」著者:中嶋隼也インタビュー「自身の思考を言葉にすることが雀力向上につながる」【2月13日20時「なにきる大会」開催】

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2月13日(水)20時より、手牌14枚の中からどの牌を打牌するかを問う「何を切る(何切る)」を利用した『なにきる大会』が開催されます。

企画したのは北海道在住の学生・どなるどさん(@ddddddd0708

麻雀ウォッチでは、告知の協力や賞品の提供などで『なにきる大会』に協力いたします。

大会公式Twitter:@NanikiruFight

 

なにきる大会協力者発表第2回は、天鳳アカウント大和田頭取としても有名な、中嶋隼也プロ(@owadasenmu)のインタビューをメインにお送りします。

なにきる大会協力者、太くないおさんについて

前回ひっそりネマタさんとともに5代目天鳳位である太くないおさんも協力者として発表していたのですが、お気づきになられた方はいらっしゃるでしょうか?(笑)

お仕事が多忙などの理由によりインタビューを行うことができなかったため、実績紹介のみとさせて頂きます。東南戦、東風戦どちらでもトップクラスの成績を出していらっしゃるお方です!

【太くないおさんの主な実績】

・5代目天鳳位
・安定段位という天鳳で最も重視されている指標で東南戦5000戦以上ランキング2位、そして東風戦でも1万戦以上ランキング1位(東風戦アカウントは小池徹平)
・第四期天鳳名人戦準優勝

解答作成協力者・中嶋隼也プロ(天鳳ユーザ名:大和田頭取)インタビュー

いよいよ今回メインの中嶋隼也プロ(日本プロ麻雀協会)インタビュー!

今までの経歴について
Twitterでの活動のことについて
2月21日発売の本のことについて
何切るについてとファンの方に一言

これらのことについて聞いてきました!

①今までの経歴について

-----まず中嶋プロはハイキャリアというイメージがあるのですが、麻雀プロになられる前はどのような仕事をしていらっしゃったのでしょうか?

大学を卒業してからは銀行に勤めていました。約7年間勤務して、5年目からは海外勤務を経験しました。

-----5年目から海外勤務って本当にすごいですね!その中で麻雀プロになろうと思ったきっかけ、決め手は何でしょうか?

とにかく麻雀が好きだったというのが大きいですね。プレイヤーとして成長したいと思いました。また、海外での勤務をきっかけに将来的に自分でビジネスを興したいと考えるようにもなりました。そのための題材として麻雀を魅力に感じ、業界の実態を知りたかったこともありプロになることを決意しました。

-----ではいくつかあるプロ団体の中で日本プロ麻雀協会を選んだ決め手は何でしょう?

まず知人が多くいたことです。大学の後輩の高津(圭佑)プロや、久間(史郎)プロなどともTwitterで交流があり身近に感じていました。そして、何より木原浩一プロの影響が大きかったですね、大ファンなので(笑)。このような素敵な人たちと同じ団体で頑張りたいと思いました。

-----では実際プロになって良かったことなどを教えてください

麻雀の技術面では矢島亨プロの勉強会(やじ研)や、プロ仲間とのセットなどで学ぶことが多くありました。特に、赤無し麻雀では読みの比重が高くなるので、読みの技術はかなり高まりました。この読みの技術は天鳳などの赤あり麻雀でも生かせるので自分の強みになっていると思います。また、先日初めてリーグ戦で昇級したのですが、その時の嬉しさは格別でしたね。公式戦で結果が出たときの喜びなどはプロ活動で楽しい部分です。

-----リーグ戦の昇級は記憶に新しいです!鳳南研究所さんのブログでも読みの技術がとりあげられていましたね!その技術は競技麻雀で磨かれたものだったんですね

 

②Twitterでの活動について

-----中嶋プロはTwitterで「大和田さん」としてもおなじみです。特に何切るに関するリプライは分かりやすく、楽しみにしている方も多いと思います。今のように何切るにリプをするようになった経緯を教えて頂きたいです。(中嶋隼也プロTwitterID:@owadasenmu)

書籍でも触れていますが、不調で五段に降段したことをきっかけに、システム化を中心に麻雀を大幅に見直しました。そこで、思考を言語化することの重要性と奥深さに気付きました。その頃から、何切るにリプをする習慣を意識的につけるようにしました。今でも続いてるのは自分でも驚いています。

-----中嶋プロの何切るリプは本当に本当に分かりやすいです!!何か秘訣などあるでしょうか?

そう言ってもらえると嬉しいです(笑)秘訣というより銀行で働いていた時の経験が生きていると思います。当時は本社の決算に関連する業務をしていました。その時に他の部署の人から会計処理に関する問い合わせがきて、それをなるべく相手が分かりやすいように返答することが仕事を進める上で重要でした。その経験が、何切るのリプに生きていると思っています。銀行の業務で学んだことは、何切るへのリプだけでなく、ほかのプロ活動においてもとても役立っています。

-----仕事など今までの様々な経験を生かしてプロ活動をされているのですね。これからも何切るのリプなどTwitterでの活動も楽しみにしています!

 

③2月21日発売の本「論理的思考で勝つ麻雀」について

-----ここからは本のことについて伺いたいです。目次を拝見したのですが、1章「麻雀で勝つためのエッセンス」、2章「手組」、3章「先制リーチ判断」、4章「押し引き判断」、5章「ゲームメイクテクニック」、6章「実戦牌譜検討」となっています。本で特に力をいれたところはどこでしょう?

全体を通して、「選択の理由」、言い換えると「麻雀で勝つために必要な考え方」を、言葉で可能な限り丁寧に説明したところです。例えば、後手の門前テンパイをダマにするケース、というテーマで下の画像のような現張りテンパイの例を出しています。

「両面の現張りテンパイであっても打点上昇を見てリーチ」が原則ですが、実戦ではダマにした方がよい局面も出てきます。

このような局面での選択をシステム化することはすごく難しい一方、システム化することで必ずしも実戦で毎回有利な判断を下せるようになるとは限らないです。

与えられた状況下で、結果に影響する要素をその都度考えられるようになることが大事だと思っています。

なので、「選択の理由」を詳細に言葉で記すことに力を入れました。

本書内の「選択の理由」を反芻して頂くことで、与えられた状況下で何を考えるべきなのかがわかり、自然に雀力が向上する。そのような構成となるように心掛けました。

-----画像のケースだとポイントは「リーチとダマの和了率の差」で、その判断要素としてリーチ者の捨て牌の中張牌の種類が関係していることなどが挙げられていますね。こういった思考プロセスが読むことで自然と身につく本を目指したということですね

そうですね。自分が本を書くにあたって、読者の皆さんに最も価値を提供できる方法を考えた結果、このような構成が最適と判断しました。

-----各章の題名は他の本でも見たことがあるのですが、内容は基礎だけでなく応用までカバーできる本になっていそうですね。ではどのような方に特に読んで頂きたいでしょうか?

天鳳で伸び悩みを感じている人、具体的には四~六段で鳳凰卓未経験の人や、七段~八段で九段以上未経験の人には特に読んで頂きたいです。必ず、高段位を目指す上での一助になると断言できます。また、天鳳ルールに限定しているわけではないため、天鳳をプレーされない方にとっても気付きが多い内容になっていると思います。

本書を読むことで、麻雀で勝つためのセオリーを知ることだけでなく、「なぜそのセオリーが得となるのか」を論理的に考えることができるようになり、それが雀力向上に直結すると考えています。

-----中級者以上の方、麻雀で勝てる思考を身につけたい方に特に読んでもらいたい本ということですね。天鳳勢屈指の理論派でもある中嶋プロの本、僕も発売楽しみにしています!

 

④平面何切るについてとファンの方に一言

-----平面何切るについて中嶋プロがどう考えているかお聞かせください

まず、平面何切るを学ぶことには、2つの大きなメリットがあると考え、自身も重要視しています。

1つは処理速度を速めることでの実戦での思考時間を確保できること。

もう1つは選択肢を比較する際の論点を学ぶことで思考を高度化できること。

昔から何切るを考えること自体は好きでしたが、天鳳を始めてTwitterでリプをしたり、他の人と議論をするようになり、思考を言葉にすることの大事さを痛感するようになりました。自身の思考を言葉にすることが自身の雀力向上にもつながりますし、私のリプを見てくれた人にとって少しでも得るものがあれば、プロとしてこの上ない喜びです。

これからも、何切るへの回答は続けていきたいと思っています。

-----大会の問題について感想をお願いします

通常問題も難しい問題が多かった印象です。制限時間15分で30点以上取れる方は何切る力が非常に高いと言えると思います。何切るに自信のある方にも参加をおすすめ出来る大会だと思います。

-----ありがとうございます。最後にファンの皆さんに一言お願いします

私のプロとしての信念は、「観戦・応援して下さる方々に、活力と気付きを与えられる麻雀を全力で打つ」ことです。天鳳出身のプロとしての誇りを持ち、皆さんに麻雀を観て頂ける機会を増やせるよう、今後も公式対局・天鳳共に全力で取り組んでまいります!

 

【中嶋隼也プロの主な実績】

・第七期天鳳名人戦準優勝
・東南戦3000戦以上安定段位で最高4位、これは全麻雀プロの方の中で安斎瞬プロ(日本プロ麻雀協会)と並びトップクラスの成績。
・天鳳十段複数回

中嶋隼也プロには一部通常問題のチェックとアディショナル問題の回答に協力頂きました!インタビューなどほかの協力も含め、改めて御礼申し上げます。

今回の協力者発表はこれで終了です。当初は全3回を予定していましたがもう少し回数が増えそうです。どの回も内容の濃いものをお届け出来るようにしますので次回もぜひお楽しみに!

【2月21日発売】論理的思考で勝つ麻雀

論理的思考力、それは状況に応じ最適な一打を導く力

「選択と抽選のゲーム」と言われる麻雀。
プレイヤーの実力が反映される「選択」の精度を高めることは何よりも大切です。
本書ではそのために必要な考え方、戦術を論理的に解説します。

著者は麻雀の思考の言語化の達人、中嶋隼也プロ。ロジカルで分かりやすい解説が遺憾なく発揮されています。

点数状況・巡目・他家の挙動など、状況が刻一刻と変わるゲームである麻雀において、得な選択肢を選び続けるための論理的思考力を本書で身に付けましょう!

著:中嶋 隼也
 

なにきる大会プレテストを公開中!

質問等があればtwitter(@NanikiruFight)までご連絡ください。

なにきる大会 プレテスト

皆さんの参加を心よりお待ちしております!!

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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