ドラ
「勝つための現代麻雀技術論」p86で取り上げた牌姿ですが、元ネタは2009年1月に開催された、「天鳳杯プレマッチ」で出現した浅埜プロの牌姿。プロはダブドラ使いかソーズホンイツ両天秤で落とし。現麻本でも打を推奨しましたが、当時麻雀ライターの福地氏は近代麻雀誌上で打を主張。「今年の目標は滝川クリステルを彼女にすること」という例えで、メンホンチートイツがいかに難しく、事実上無いようなものであることを示されていました。
「ドラは恋人、リーチは許嫁」という話を第112回で取り上げました。そちらではリーチを出来上がっている手役に言い替えましたが、今回は現状出来上がっている手役は無し。手変わりを経由せずにテンパイした時に残りやすいのはカンなので、今回の手牌で許嫁に相当するのはこの「カン」と言えそうです。
カンが許嫁なら、恋人は勿論、しかも使いやすい5のうえにダブドラですから、この恋人は言うなれば、「一般人という名の、大企業の社長令嬢」。それこそ滝川クリステルが霞む程度の相手です。
そして、メンホンチートイが滝川クリステル並のレア役だとしても、それは凡百の配牌からみた場合の話で、今回のように2シャンテンにまでなっていれば、そこまでレアというわけではありません。2シャンテンで、カンという許嫁に着目すれば、冴えない中堅どころの一般人にも見える手牌ですが、冴えないように見えるのはそのキャラクターだけで、実際は大企業の社長令嬢を恋人に持ち、滝川クリステルとも、彼女とまではいかなくとも、メールを交わすくらいの仲である大物芸能人です。
凡百の一般人であれば、成就する見込みの薄い二股は厳禁。だからこそ、自分の好みでなくても許嫁を大事にすべきなのですが、大物芸能人ならどうでしょう。堂々と二股をかけても、それを世間に認めさせる程度の力量があるのではないでしょうか。
…という話を、滝川クリステル本人が結婚したら書こうと数年前から考えていました(笑) 惜しむらくは大物芸能人ではなく、『ムダヅモ無き改革』で主役を張る大物政治家の息子で予想が外れてしまったことです。否、ある意味麻雀つながりで美味しかったですかね(笑)