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第203回 ネマタの麻雀徒然草

第203回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

雀魂があまり打てなかった日はこちらを更新していこうと思います。

麻雀の「メンゼン」は「面前」ではなく、「門前」と書くのが正式です。面前という熟語があるうえに、日本語では一般的に門をメンと呼ばないので間違われやすいです。

では何故「門」なのでしょうか。「門前」は正確には「門前清(メンゼンチン)」。今の麻雀はポンやチーをすると自分の右側に置きますが、昔の中国の麻雀では自分の牌の前、積んである牌山との間にポンやチーをした牌を置きました。立っている牌を「門」に見立て、鳴いていないと牌の前に何もないことから、「門の前が清らか」ということで「門前清」という言葉になりました。

つまり、「門」とは牌のことです。よって、メンゼンだけでなく、「トイメン」「リャンメン」「メンツ」のように、麻雀用語で「メン」と書くのは全て、「対門」「両門」「門子」のように門で書くのが正式です。

しかし、「メンゼン」は「門前」と記載されていることが多く、wikiでは「面前」は誤用と書かれているのですが、他の用語は「対面」「両面」「面子」と「面」が使われています。私の体感ですが、「門前」「対門」「両門」「門子」、右側にいくにつれ「門」の字が当てられている例を見ることが少ない気がします。かくいう私も、右側の言葉ほど最近になってから「門」で書くのが正式であると知りました。(そのためサイト版「現麻」では「門前」は「メンゼン」ですが「対面」「両面」表記、「麻雀ウォッチ」に入ってからも、「メンツ」を「面子」と表記していた時期がありました。)

「面前」「対面」「両面」「面子」いずれも日本語に存在する熟語で、「門」の字が使われている理由を知らなければ特に違和感が起こりません。ですから「面」の字が使われがちである理由は分かります。

では何故、「メンゼン」だけは「門前」と書かれるのに、他の言葉は未だに「面」の字が使われることが多いのか。私の憶測になりますが、メンゼンでツモアガった時につく1翻役は正式には「門前清自摸和」。麻雀で遊ぶ際に必ず覚える必要がある手役に「門」の字が使われているため、入門書でもそのまま「門前」と書かれたことから定着率が高かったというところでしょうか。実際、「断么九」「混全帯么九」というように、今でも手役の名前だけは、日本語として馴染みのない漢字や読みについても正式名称を目にすることが多いです。

私は今のところ、「門」がつく麻雀用語はカタカナ表記、ただし文中に上家、下家が出てくる場合は漢字に統一して「トイメン」を「対門」と書くようにしています。ただ、全部「門」といっても、メンツまで「門子」と書くのは違和感を覚える人が多いからという理由なので、「断么九(タンヤオ)」のように日本語としては漢字が一般的でないものはカタカナで書いても、読みが一般的でないというだけなら漢字で書くようにしています。「マージャン」よりはやっぱり「麻雀」の方がしっくり来ますね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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