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第209回 ネマタの麻雀徒然草

第209回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回に引き続き西入の話ですが、正直個人的にはこのルールは採用しない方がよいと思っています。理由はやはり、対戦がいつまで続くかが予想しづらくなるということ。トビ終了のように早く終わる分にはいいのですが、時間があるから1戦だけ打とうと思っていたら西入してしまい当初の予定に間に合わなくなってしまった、あるいは途中でトイレに行きたくなったにも関わらず対局が伸びて我慢するのが大変になってしまうといったトラブルも起こり得ます。

延長線からの逆転劇というのは、野球やサッカーのようなスポーツでは一番盛り上がるところであり、麻雀もそういった要素があることは否めません。しかし運要素が強い麻雀となると、対局時間が引き延ばされたうえに負けるといつも以上にゲンナリするもの。勝つ側に回るときも、すぐに勝って次局以降更に勝ちを積み重ねられる展開になる方が望ましいのではないでしょうか。

西入の不採用に限らず、「確実に予定時刻までに対局を終えることができる」ルール、つまり連荘を採用せず、対局者の遅延行為を防ぐために持ち時間制(使い切るとその局はツモ切り)を導入するというものです。ネット麻雀ではちょっとした合間でも対局ができる「一局戦」を採用しているところもありますが、一局だけでは単に局収支を競うだけで順位取りの要素が無く、ゲームとしてはあまり面白いものではありません(天鳳も同様の理由で、「技能戦」は流行りませんでした。)。収支だけでなく着順も考慮するという麻雀の面白みを残しつつ、時間通りに対局が進むのでストレスも溜まりにくい。結構需要があるルールだと思うのですがいかがでしょうか。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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