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【Mリーグ】セガサミーフェニックスインタビュー「地道な努力をこれからも続けて、もっともっと強くなります。セガサミーフェニックスは必ずいつか羽ばたきます」

【Mリーグ】セガサミーフェニックスインタビュー「地道な努力をこれからも続けて、もっともっと強くなります。セガサミーフェニックスは必ずいつか羽ばたきます」

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2020年6月23日にファイナルシリーズを終えたMリーグ。日本プロ麻雀連盟の魚谷侑未@yuumi1102)、最高位戦日本プロ麻雀協会の近藤誠一@sei1k)、茅森早香@sayakaya0504)、日本プロ麻雀連盟の和久津晶@quisiera217)の4名のチーム「セガサミーフェニックス@SEGASAMMY_PNX)」は去年のレギュラーシーズンでの敗退の雪辱を期すシーズンとして今季を迎えた。レギュラーシーズンを首位、セミファイナルを2位で通過し、ファイナルの最終日を首位で迎えたが、最終日にPiratesの石橋、小林に連勝を許し、悲願の優勝にはあと一歩手が届かなかった。

大和証券Mリーグ2019 レギュラーシーズン チーム成績
495.5(1位)

レギュラーシーズン個人成績
魚谷侑未 451.4 (1位/27試合)
近藤誠一 332.0 (3位/22試合)
茅森早香 ▲157.9 (23位/26試合)
和久津晶 ▲130.0 (19位/15試合)

朝日新聞Mリーグ2019セミファイナルシリーズ チーム成績
172.0(2位)

セミファイナル個人成績
魚谷侑未 0.5 (8位/6試合)
近藤誠一 67.5 (4位/5試合)
茅森早香 ▲102.1 (22位/2試合)
和久津晶 ▲41.7 (15位/3試合)

朝日新聞Mリーグ2019ファイナルシリーズ チーム成績
185.1(2位)

ファイナル個人成績
魚谷侑未 126.0 (1位/6試合)
近藤誠一 ▲102.4 (13位/3試合)
茅森早香 21.5 (9位/2試合)
和久津晶 54.2 (4位/1試合)

レギュラーシーズンは序盤に新メンバーの和久津、茅森が苦戦したものの、去年の12月20日の最終戦で和久津が初勝利を挙げてチームポイントもプラスに転じた。そこからは魚谷、近藤の驚異的な怒濤の勢いでポイントを伸ばし、495.5ポイントと圧倒的な首位でレギュラーシーズンを締めくくった。魚谷は個人MVPと最高スコア賞の二冠、近藤は4着回避率のタイトルを獲得。チームで個人タイトルを総ナメする強さを見せた。

個人表彰を受ける魚谷 © M.LEAGUE

セミファイナルではサクラナイツがポイントを伸ばす中、しっかりと粘りきり2位でファイナルシリーズに進出。

ファイナルでは魚谷の獅子奮迅の活躍に加え、要所で和久津、茅森がトップを獲得。優勝も目前に迫っていたが、ここまでチームを引っ張った近藤が苦戦、ほぼ横並びとなった最終戦は魚谷が優勝決定戦の1戦に臨んだが、あと一歩及ばなかった。

驚異的な強さを見せたがあと一歩優勝まで手が届かなかったセガサミーフェニックス。それぞれに悔しさが残る中、話を伺った。

セガサミーフェニックスインタビュー

──レギュラーシーズンを含めて今期の振り返りをあらためて頂きたいんですが、いかがでしょうか?

魚谷「やれることは一生懸命やったかな、とは思いますけれども。優勝したパイレーツがすごかったなと思います。チームで、みんなで戦ってこられたので。来シーズンどうなるかは分からないですが、来シーズンも戦えたらいいなと思います」

──近藤さんもレギュラーシーズンから好調な麻雀を続けていらっしゃったんですが、ファイナルで悔しい思いをされたと思います。振り返っていかがでしょうか?

近藤「ちょっとタイミングがね……ポイントが半分半分で、最後にラスでハコが、チームとして痛手になったと思います。ただ、自分のハコラスの前後で、みんな順番にトップを獲ってくれたりして、残念ながら優勝はできませんでしたけれども。なんて言うんでしょうね、自分が負けても優勝できるチームだと思って、それが大きな収穫になったと思います」

──茅森さんに関しては、後半から調子が上がったと思うんですけど、改めていかがですか

茅森「レギュラーシーズンが全然ダメだったので、最後にちょっとでも貢献できてよかったかな、と思いました」

──和久津さんは今年から入られて、いろいろチームのムードを変えるような役割もあった思います

和久津「麻雀のポイントで足を引っ張り続けたので、何かできることがないかなと思ったんですけれども、結局一番辛い重いところをみんなに任せるしかなくて……情けなかったです。でも、みんなで戦えて、夢を見られて幸せでした。来季があったら頑張りたいです」

──魚谷さんは、個人賞も取られて個人的にはとてもいいシーズンだったと思います。チームがもうひとつ上に行くためには、どんなことをすればいいと思いますか

魚谷「そうですね……正直、取れるとは思っていたので……追い風じゃないですけど、勝てると思ってたんですけど……。来シーズンに向けて……どうすればいいんですかね。それは、これからもう少し考えていって。ただ、チームの良さじゃないんですけれども、個々で皆戦ってるのが組み合わさって補い合ってやれるとことだと思うので、皆が来季に向けて、このメンバーでやっていけたらいいなと思います」

──高畑監督にお伺いしたいのですが、選手起用のポイントは何かありましたでしょうか、また、うまくいったと思ったファイナルでの選手起用の試合があれば教えて頂けますでしょうか

高畑「詳細については申し上げられませんが、様々なデータや要素を総合的に判断しています。ファイナル2日目2戦目(全体4戦目)では、試合間隔が空いた事もあり、序盤は4人で1回ずつ回すのがセオリーだと考えていました。茅森→魚谷→近藤ときて、和久津の投入を予定していましたが、3戦目に発表された対戦メンバー(瑞原選手・日向選手・内川選手)を見て、4戦目は「アベマズ 松本選手」・「パイレーツ 朝倉選手」の出場が濃厚だと推測しました。そのため相性の良い魚谷に急遽変更したところ、見事トップを取ってくれました」

──最後に、近藤さんは先ほどお話しされましたが、他の3人がだいぶ逞しくなったということも含めて、来季に向けてファンの方にメッセージをひと言お願いします

近藤「もちろん結果はその都度出るものです。結果は欲しいですけれども、それと同等か以上にもっともっと力をつけることも大切だと思います。一朝一夕にはいかないものですから、地道な努力をこれからも続けて、もっともっと強くなって来季こそ優勝したいと思います」

魚谷の堂々たる戦いには視聴者の心を震わせる力があった。惜しくも今季の優勝はならなかったが、チーム4人とその力を活かす高畑監督の采配で来季こそはと強い決意で臨む。2018シーズン最終日の近藤の勝利者インタビュー、今シーズンの表彰式での魚谷のインタビューで語られたこの一言に集約されるだろう。「セガサミーフェニックスは、いつか必ず羽ばたきます」

この記事のライター

麻雀ウォッチ編集部
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