麻雀プロリーグ「大和証券Mリーグ2020」のレギュラーシーズン77日目の対局が2月18日(木)に開催された。
第1試合
第1試合は丸山、白鳥、内川、寿人の対戦。
東1局は寿人の2600のアガリで開局。
東2局は内川が1巡目聴牌。しかし現状ダマテンでも5200あり、変化も豊富な形ということでダマテン。そして両面変化して3巡目リーチ。親の白鳥からアガって裏裏の12000として一歩リードを得た。
東3局は寿人が早いリーチながらも3000・6000のアガリを決めてトップ目に浮上。
南3局では丸山が粘って連荘するも寿人が仕掛けてアガリきってオーラスを迎えた。
オーラスは丸山が先制リーチ。満貫ツモでは3着ながらも跳満ツモならトップという状況でのタンヤオ・平和・一盃口のリーチ。終盤にツモって祈りを込めて裏ドラをめくるも裏は乗らず満貫止まり。悔しさが残る結果となった。
トップは寿人。この勝利で今シーズン最速の個人10勝目を挙げた。
第1試合結果
1位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+55.2
2位 内川(サクラナイツ)+13.9
3位 丸山(ドリブンズ)▲8.3
4位 白鳥(ABEMAS)▲60.8
第2試合
第2試合は園田、多井、堀、寿人が出場。
東1局は多井がドラドラの先制リーチをツモって2000・4000で開幕。
しかし東2局に事件が起こる。親の寿人にドラのダブが暗刻、赤1の配牌イーシャンテン。そのまま聴牌にたどり着き6巡目リーチ。跳満が確定しているためにダマテンも十分考えられる場面だったが躊躇なくリーチに出た。
そしてリーチ後ダブを暗槓。暗刻のが新ドラとなり更に嶺上開花。リーチ・ツモ・嶺上開花・ダブ・ドラ7・赤1の合計13翻。Mリーグ史上初の13翻を決めた。
Mリーグ規定では数え役満は採用されていない為、12000オールの三倍満となった。
その後も寿人の勢いは止まらず、立て続けに6000オール、3200オール、4000オールとアガリを連続で決め、持ち点は10万4000点に到達した。10万点オーバーとなったのはMリーグ史上初の出来事となった。
その後は多井は寿人の親番をかわし、東3局1本場では苦しい戦いとなっていた堀と園田の2軒リーチ。園田は跳満以上確定のリーチだったがアガリを決めたのは堀。
その後は寿人がリードを維持したままオーラス。堀の最高得点スコア92900点を若干割り込んでのオーラスとなったが、最終局で2000点のアガリを決めて最高スコアを更新する94000点持ちでゲームを終えた。
第2試合結果
1位 寿人(麻雀格闘倶楽部)+114.0
2位 多井(ABEMAS)▲2.7
3位 堀(サクラナイツ)▲43.6
4位 園田(ドリブンズ)▲67.7
2月18日トータル結果
麻雀格闘倶楽部(寿人1着・寿人1着)+169.2
サクラナイツ(内川2着・堀3着)▲29.7
ABEMAS(白鳥4着・多井2着)▲63.5
ドリブンズ(丸山3着・園田4着)▲76.0
寿人が特大トップでの連勝を決めて個人首位、チームも5位に浮上した。ドリブンズは再びボーダーの6位となりまだまだ苦しい終盤戦を味わうこととなった。