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第226回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第226回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                               

本日雀魂でアップデート実施。1ヶ月間の期間限定で、「修羅の戦」モードが追加されます。しかし思い返せば1月2月も実施されていたので、最早レギュラー扱いになったのかもしれません。

これまでの新ルールの中でも特に人気の高い修羅の戦。一体誰が考えたのかと気になっていたのですが、実はこのルールの元になっているのが、「四川ルール」であることを知らされました。

四川ルールは成立時期が1990年代とかなり新しいですが、競技人口は実に1億人超え。世界で最も遊ばれている麻雀ですが、私はこの記事を見るまで存在自体知りませんでした。世界は本当に広いですね。日本のみならず、世界のありとあらゆる麻雀ルールをまとめた、『麻雀ルール大全』のようなものが出来て欲しいと思いました。

『3人和了か流局まで対局が続く』。この部分が修羅の戦で採用されているわけですが、4人中3人まで和了できるというのが人気の理由になっているのは間違いないでしょう。現行の日本麻雀はダブロン等を除いて和了できるのは1人まで。流局を含めれば和了のチャンスは1/4以下ですから、和了出来ないときはとことん和了できません。麻雀はやっぱり和了してこそ楽しいものですから、こういう時はどうしてもストレスが溜まってしまいます。

雀魂牌譜

東4局

例えばこのようなケース。普段のルールなら役満聴牌の打牌がリーチに一発放銃となってしまい悔しい思いをすることになりますが…

無事役満を和了ってトップ終了!1人しか和了できないルールだからこそ価値があるというのも確かですが、やっぱり役満はいつ和了しても嬉しいものです。

 しかし特殊ルールの結果は成績に反映されないので、段位戦メインの打ち手にはあまりプレイされません。その一方で段位戦以外のモードが充実すると、実力を競う目的で打ち込むプレイヤーが少なくなってしまうという問題点もあります。良く言えば棲み分けですが、悪く言ってしまえば分断です。

 私は、「麻雀はもっと自由に遊べる」という考えが広まって欲しいと思うとともに、「自分の麻雀の実力がどの程度のものなのかを知りたい」と考える人が増えて欲しいとも思っています。

 もし私が「新しいオンライン麻雀」を立ち上げることが出来るのであれば、「稼いだGの額で決まるGランキングを設ける」「成績上位者ほど高レートの卓で打つことができる」「Gランキング以外に卓別の成績ランキングを設ける」。あらゆるプレイヤーが様々なルールで打つことの意義を見出せるようにするとともに、誰が実力者なのかが明確になるシステムを構成したいですね。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。
「咲-Saki- 全国編」とのコラボも決定!

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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