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第269回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第269回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ                               

本日は二之宮花ちゃんの誕生日。思えば雀魂で初めて獲得したキャラでした。眼鏡キャラに全く興味が無かった私ですが、似合っている子の眼鏡姿はいいものだと気付かされましたね。

四麻雀愉位争奪戦。初日でAクラスに昇格することが出来ましたが、Aクラスのpt配分は100-50-0-▲200と天鳳でいえば十段相当。三麻の時よりも遥かに難易度が上がりました。果たして雀愉位に到達することができるのでしょうか?

雀魂牌譜

南2局

上家の東1局5連続和了もあり厳しい展開が続いたのですが、南場の親の配牌で大チャンス手がやってきました。是非ともモノにしたいところです。

5巡目にして[発]切りで[①][④][⑦]待ち聴牌。勢いでリーチしたくなる手牌ですが、3メンチャンとはいえ手牌で4枚使っているので実質通常のリャンメン待ちと同程度。これだけならまだリーチに分がありそうですが問題は点数状況。たとえリーチツモで跳満になったとしてもトップはかなり遠いですが、満貫でも下家から和了すれば飛ばして2着を確定させることができます。これなら和了率重視でダマにするのが得策と判断しました。

しかしダマにした場合は今回のように、リーチしていれば降りていた公算が高い他家の聴牌を入れてしまう恐れもあります。[①]を切って[③][⑥][⑨]は待ちが薄過ぎるので流石に弱気とみてツモ切ったのですが…

見事に一発放銃

裏ものって飛んでしまいました。もしリーチして対門が降りていれば、次巡[⑦]ツモで跳満を和了できていました。

とはいえ聴牌時点でリーチを打つのは点数状況の都合で流石に選びづらいと思うのですが、ここで打[③]でも打[①]でもなく打[中]ダマとする手がありましたね。[②]が現物[⑤]が両スジのダマ出和了3飜40符の手なので、点数状況が平たい場面でもダマが候補に挙がる形。そのうえ単騎にしか当たらない[中]切りで聴牌が入るのですから、失点回避の意味でも打点より和了率を優先したいこの局面ではなおのこと打[中]ダマが良かったのではないでしょうか。

ミスの理由は2択と思い込んが故に3択目の存在を失念したことと、早々と聴牌した手を「崩す」ことに抵抗があったため。麻雀の勉強と聞くと新しい知識を身につけることというイメージがありますが、勝つためにより大事なことは、自分はどんなことが原因でミスをするのかを知り、ミスを減らす為に何が出来るかを考え、実行することにあります。

戦術本を読んだり麻雀動画を観るといった、勝つための方法を外野に求めるばかりでは解決されない問題なので、今一度内面に目を向けなければならないと痛感させられたことでありました。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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