<麻雀最強戦2015サイバーエージェントカップ>◇28日◇川口・SKIPシティ
竹書房が主催する麻雀日本一決定戦「麻雀最強戦2015」の予選「サイバーエージェントカップ」が28日、埼玉県川口市のSKIPシティで行われ、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)が優勝、12月12日に行われるファイナル進出を決めた。
サイバーエージェントカップは、サイバーエージェント社長の藤田晋最強位が毎月開催しているトッププロを集めたリーグ戦「藤田リーグ」で月間1位を獲得したプロに、著名人雀豪が加わったメンバー8名が出場した。
A卓は山井弘(日本プロ麻雀連盟)、鈴木たろう(日本プロ麻雀協会)、鍛冶田良一(日本プロ麻雀協会)、白鳥翔(日本プロ麻雀連盟)の組み合わせとなった。東場は軽いアガリが多く静かな立ち上がりとなったが、南場に入ると一転重い展開に。南2局では、白鳥が1人ノーテンを回避して絶妙な1000点の差し込みを決める。白鳥はオーラスで粘り、2位に浮上したが、山井が逆転のメンタンピンをツモって、トップの鈴木(た)とともに決勝進出を決めた。
B卓は多井隆晴(RMU)、勝又健志(日本プロ麻雀連盟)、鈴木達也(日本プロ麻雀協会)、じゃい(インスタントジョンソン)の4名の戦い。東1局に鈴木(達)が親の満貫4000オールをツモると、南1局の親番でも多井から得意のメンホンチートイツをアガって独走。オーラスでは、じゃいが逆転のタンピン三色のリーチをかける。安目では逆転にならないが、一つ目は見逃し、二つ目はツモって裏ドラに賭けたじゃい。見事に裏ドラを乗せて勝又を逆転。2位で決勝に進出した。
決勝は、鈴木(た)、山井、鈴木(達)じゃいの戦いとなった。最初のアガリを決めたのはじゃい。山井からメンピン一発ドラ1の満貫をアガってリードして南入する。しかし南1・南2・南3局と3連続放銃となってしまい、オーラスは全員20000点台という大接戦に。ここでじゃいがアガれば優勝のリーチをかけるが、鈴木(達)がタンヤオで捌いて優勝を決めた。
口数が少ない男から気迫が画面越しに伝わってきた。解説の藤田最強位も「達也さんの気合いが凄かった」というように、普段よりも勝ちにこだわった打牌で勝利をもぎ取った鈴木(達)。
12月12日に行われる最強戦ファイナルでは、B卓で瀬戸熊直樹(日本プロ麻雀連盟)、木原浩一(日本プロ麻雀協会)、和泉由希子(日本プロ麻雀連盟)と対戦する。