第7回 王座決定戦:荒正義プロが史上初の連覇達成!!
「モンド麻雀プロリーグ」10-11シーズンのチャンピオンを決める戦い、「第7回 モンド王座決定戦」が開幕した。
「王座決定戦」前優勝者と3大タイトル戦「女流モンド杯」「モンド杯」「モンド名人戦」の各優勝者の4名で争われる。
今回の出場者は全て日本プロ麻雀連盟のプロとなった。
荒正義(第6回モンド王座決定戦)
和泉由希子(第8回女流モンド杯)
佐々木寿人(第11回モンド杯)
小島武夫(第5回名人戦)
解説の馬場裕一プロは、
「今回の出場者はA型1人(荒)、O型3人となるので、こういう場合はA型が有利。合理主義のA型と浪漫派で意固地のO型の対決で、寿人が先行して荒さんが追いかけ、重いパンチを出す小島先生と和泉が差しにいく展開が面白い」
と戦前の予想を語ってくれた。
◆1回戦◆
注目の1回戦は東1局から3局連続で流局と、王座決定戦の重みからか、どのプロも慎重な出だし。
重い展開から迎えた東3局3本場。
初のアガリは佐々木プロ。
一発ツモ ドラ 裏ドラ
カンチャン待ちだがノータイム即リーチで一発ツモ(リーチ・一発・ツモ・ドラ2)
佐々木プロらしいアガリで供託と積み棒を加えて抜け出した。
この後も流局が多い展開となり、流局時テンパイ率の高い佐々木プロはテンパイ料を稼ぎ、和泉プロはリーチ攻勢で高打点を連発し、若手二人がリードする展開となった。
しかし小島プロが供託5000点が貯まった南1局の勝負所で1000-2000をアガると、南3局の親番で6000オールをツモ(リーチ・ツモ・ドラ4)
名人戦の勢いそのままに、1回戦をトップで決めた。
ツモ ドラ 裏ドラ
佐々木プロは東場の好調が嘘のように南場で失速し、まさかのハコラススタート。
荒プロは辛い展開を耐えながら、放銃ゼロで少ないチャンスをものにして3着に入るあたり、やはり不気味である。
★1回戦結果
小島 +66.5
和泉 +22.5
荒 ▲24.5
佐々木 ▲64.5
◆2回戦◆
1回戦の打撃戦から一転して接戦の展開に。
全4回戦のため、小島プロが2連勝をするとかなり有利になる。
連勝はさせまいと3名が奮起し、小島プロをラスに沈めることに成功した。
和泉プロが好調を維持し、トータルトップに立った。
★2回戦結果/トータル
和泉 +40.6/ +63.1
荒 +8.9/▲15.6
佐々木 ▲16.3/▲80.8
小島 ▲33.2/ +33.3