「~麻雀最強戦PRESENTS~高校女子オープン大会」が本日12月24日(土)スタジオレステックで開催され、関西大倉高校の當麻寧々(とうま ねね)さんが優勝した。
同大会は未来のモンスター女流雀士となる可能性を秘めた女子高校生たちが、クリスマスイブに対局を行うという麻雀業界史上初の試みとなる一大イベント。
当初は8名での開催となる予定だったが、体調不良などの理由で急遽5人での開催となり、大会システムが変更に。1回戦は抽選により卓組を決定しトップが決勝進出、2回戦は4位以外が決勝戦に勝ち上がる形式での進行となった。
クリスマスイブという日程にもかかわらず、この前代未聞の麻雀大会に参加したのは以下の5人。沖縄、大阪、静岡など、全国から東京のスタジオへと集結した。
- 玉那覇菜生さん(興南学園興南高等学校)
- 廣岡璃奈さん(静岡県立浜松大平台高等学校)
- 當麻寧々さん(関西大倉高等学校)
- 瀬川未空さん(神戸市立六甲アイランド高等学校)
- 関口まりやさん(千葉県立津田沼高等学校)
出場者たちは高校生らしからぬ堅実な打ち回しをみせ、解説の多井隆晴プロを唸らせる場面も。1回戦は瀬川未空さんのメンタンピンツモドラ2の12000点のツモアガリが決定打となり決勝進出。2回戦は、抽選の結果1回戦で抜け番となった、廣岡璃奈さんがあえなく敗退となった。
出場者の中で唯一麻雀プロに興味があり、滝沢和典プロの大ファンだという廣岡さん。思わず見せた悔し涙に廣岡さんの敗退を惜しむコメントも多かった。
決勝戦は序盤から當麻さんが先行したが、瀬川さんがハイテイタンピンドラ2の8000点を関口さんからアガって逆転。しかしその後もアガリを重ねた當麻さんが徐々に追いつき、南3局に再びトップに立つと、そのままリードを保ち逃げ切った。
優勝した當麻さんは「地元には麻雀仲間がいないので今日は同年代の人たちと打てて本当に楽しかった。この優勝を機に自分の周りに麻雀を広めていきたい。」とコメントした。
また當麻さんには近代麻雀の星野編集長よりぼのぼのくんのぬいぐるみと、ハローキティ麻雀牌が贈呈され、「素晴らしい大会でした。これで第2回を開催しなければ男じゃない!来年夏に第2回大会を開催します!」と、編集長自ら今後も継続して大会を開催していくことを発表した。