現役モデルでありMリーガー。岡田紗佳にはいつもファンの視線が集中する。2017年日本プロ麻雀連盟に入りしてプロ雀士となると、わずか2年目でKADOKAWA サクラナイツからドラフト指名を受け、Mリーガーとなる。「non-no」のモデルオーディションではグランプリを受賞した経緯を持ち、多くの人を魅了してきた彼女だが、なぜプロ雀士を目指すようになったのか。その背景に迫ろう。
目次
岡田紗佳の基本情報・プロフィールデータ
名前 | 岡田 紗佳(おかだ さやか) |
異名 | 完全武装アフロディーテ |
生年月日 | 1994年2月14日 |
職業 | プロ雀士、ファッションモデル、グラビアアイドル |
出身地 | 東京都 |
血液型 | O型 |
趣味・特技 | ゲーム、化粧、漫画、歌唱 |
本人公式SNS | Twitter |
所属団体 | 日本プロ麻雀連盟 |
所属チーム | KADOKAWAサクラナイツ |
プロ入会年 | 2017年 |
主なタイトル | 第2回クイーンズリーグ優勝 第5期女流雀士 プロアマNo.1決定戦 てんパイクイーン |
ファッション誌non-noのモデルオーディションでグランプリを獲得した経験も持つ岡田。趣味は買い物やメイクから、漫画、ゲームにいたるまで多彩だ。大人気ゲーム「モンスターハンター」のファンサイトでは、モンハン部の女子マネージャーとしても活動した。
経歴
2017年:日本プロ麻雀連盟33期生としてプロデビュー
2018年:THEわれめDEポン史上初となる九蓮宝燈を決めて優勝
2019年:Mリーグドラフトで、KADOKAWA サクラナイツから指名
麻雀との出会い・きっかけ
彼女が初めて麻雀に触れたのは、中国在住の祖母の家に住んでいたときだ。祖母の家には雀卓が置いてあり、岡田も混ざって麻雀を楽しんでいたようだ。しかし、現在では中国式麻雀は全く覚えていないという。彼女が日本式の麻雀と出会ったのは21歳の時、モデル仕事がきっかけのようだ。雑誌「non-no」の仲間達の間で麻雀が流行っていて、麻雀と触れる機会が増えていったようだ。そんな彼女が真剣に取り組み始めたきっかけは、あるテレビ番組の選手として出場したときのこと。そこには連盟の関係者も現場にきていたという。そこで、「勉強会に参加してみませんか」と勧誘され参加した彼女は、イチから麻雀を勉強し、23歳という若さでプロ雀士となったのだ。
Mリーグでの個人成績
開催年 |
順位 |
ポイント |
2019 |
22位 |
-152.8pt |
2020 |
13位 |
33.6pt |
デビューした2019シーズンでは、先輩Mリーガーからの洗礼を浴びる形となってしまった岡田。しかし、翌2020シーズンにはきっちり盛り返して、トータルポイントをプラスにした。岡田が登場する放送対局では、プロ雀士としてぐんぐん成長していると発言する解説者も多い。気になるのは出場試合数の少なさだ。レギュラーシーズンでは90試合を戦うため、単純に割れば1人につき22.5試合となるが、岡田の出場は2019シーズンは19試合、2020シーズンは15試合にとどまっている。岡田が打つ姿をなるべく見たいというファンも多いはず。2021シーズン以降は、チームの主力として大車輪の活躍を見せることが期待されている。
岡田紗佳の打ち方や雀風
「THEわれめDEポン」では、番組史上初となる九蓮宝燈を決めた岡田。役満の中の役満ともいう九蓮宝燈を、有名芸能人が集うテレビ対局で決めたのだから、スター性を持っているというほかない。雀風としては、冷静で守備に強い打ち方が特徴だ。勉強会にも積極的に参加するプロ雀士として知られており、データをもとに最適な打牌を追求していく姿勢も岡田の強みの一つとなっている。堅実で守備的な打ち方をベースとして確立しながらも、攻めるべき局面では手役を作ってリーチを仕掛けていく。攻守のメリハリが効いた選手だといえるのではないか。
岡田紗佳の対局時の様子
Mリーグ2020セミファイナルシリーズ 2021/4.22 第1試合
セミファイナルシリーズも後半戦に入り、闘牌にも熱を増していく中、岡田が豪快な勝ちっぷりを見せた。東1局、前原(麻雀格闘倶楽部・連盟)が4巡目に先制リーチするも、親の岡田は冷静に手を組み立てる。黒沢(雷電・連盟)からもリーチが入るが、赤を2枚持つ岡田も引かず3軒リーチ。これを前原から討ち取って12000の好発進。続く1本場でも「リーチ・ツモ・三暗刻・赤」をアガって、あっという間の5万点超え。東3局には、リーチにも追いかけずに打ち回す余裕も見せ、結局は「ツモ・タンヤオ・平和・ドラ2・赤」の3000・6000。緊迫度を増す舞台にも物おじせず、ツモに対して素直な打ち方を貫いた岡田。終わってみれば6度のアガリを重ね、66100点の大きなトップを飾った。
Mリーグ2020 2021/2.8 第1試合
リーグ戦も終盤に差し掛かった大事な試合で、岡田の攻守のバランスが光った。27000点持ちの東4局、魚谷(セガサミーフェニックス)と親の瀬戸熊(雷電)からリーチが入り、苦しい展開に。岡田もテンパイを入れるも、余ったのは魚谷のロン牌。結局はこれを切らずに放銃を回避する。すると数順後に再びテンパイにこぎ着け、今度はリーチ。これを瀬戸熊が一発で掴み、12000のアガリとなった。守備を意識しながらも、うまく切り替えてアガリをものにした岡田の作戦が奏功した。
ALL STAR League 2019年7月26日 第1試合
著名人リーグで、岡田が強さを見せつけた。トップ目の南1局、苦しい手牌ながらもドラのを重ね、一盃口ドラ3の勝負手を作り上げる。対面からリーチが入ったが、勝負どころと判断した岡田はシャンポン待ちながらも真っ向勝負。結果として対面から直撃して、8000を加点。トップ目で待ちが苦しいテンパイということもあり、無難にオリを選択してもよい場面だが、岡田はファイティングポーズを崩さなかった。
麻雀最強戦2020 最強の女流プロニュースター決戦 2020年7月2日
自身がアシスタントを経験したことでも知られる「麻雀最強戦」でも、女流雀士を相手に強さを見せつけた。東2局、先制リーチをかけられるも、危険牌を通して追いかけた岡田が一発ツモ。2000・4000となり、一歩リードする展開に持ち込んだ。
その後は仲田に差を詰められたものの、南3局で跳満をツモってリードを広げた岡田が逃げ切り。「まさかこの場所に、こんな早く来るとは思ってませんでした」と、プして参加できたことに感慨深げな様子であった。
SNSでの評価・評判
SNSでは、岡田のルックスはもちろんのこと、麻雀に対するひたむきな姿勢を評価する声が多く見られた。
麻雀番組以外でおかぴーに会えた❣️
— 松嶋 桃(プロ雀士/カプリティオch) (@matsumomo916) December 15, 2017
いつもかわいい…おしゃれ…脚長い…? pic.twitter.com/lBnP63xWXB
「役満ボディ」と呼ばれるだけあって、一番多いツイートはやはり「かわいい」「スタイル抜群」というもの。
バッシングを乗り越えて“役満ボディ”岡田紗佳が語るMリーグ「麻雀をナメてると思われるのが怖かった」(エンタメNEXT) - Yahoo!ニュース?岡田プロ(おかぴー)の進化。どん底の挫折と試練を乗り越えて覚醒。仲間との信頼と支え。麻雀プロとしての覚悟…⭐️??❤️???? https://t.co/YsSSlbRd6K
— 進撃の魔人 (@lgkfpP7AXw1vUJv) June 24, 2021
挫折を経験しながらも、勝負の世界で戦っている岡田プロ。そのひたむきな姿をファンは応援している。
アニメやゲームのちまちました呟きをするアカウントを作りました。
— 岡田紗佳?おかぴー (@sayaka_okada219) May 24, 2021
興味のある方はフォローしてください?♀️ https://t.co/7Sa0ZYTEET
アニメ・ゲーム好きでもある岡田は、好きなキャラクターやゲームのことも発信しており、麻雀以外のジャンルでも人気を集めている。
岡田紗佳のおすすめの動画
的確な選択で跳満を逃さない
岡田が素直な手牌進行で見事に跳満をとらえたのがこちらの一局。シンプルに進めるというのが意外に難しいのが麻雀というゲームだ。三色変化の見えるテンパイのような少し工夫を加えたくなる場面でも、ひねりを加えず即リーチ。迷いのないその手順が実り、見事に跳満をとらえることに成功した。素直な手組で勝利をつかむ、岡田らしい一局といえるだろう。
中田花奈さんとガチバトルにて先輩プロ雀士の実力を見せる
岡田が先輩プロ雀士として、元乃木坂46の中田花奈さんと真剣勝負を行うのがこちらの動画。2021年にプロとなった中田にプロの世界の厳しさを教えることができるのか。先輩に思いきりぶつかっていく中田と真っ向勝負で応じて持ち味のメリハリのついた麻雀を展開する岡田。はたしてどちらに軍配が上がるのか。これからの麻雀界を盛り上げてくれるであろう二人の熱いバトルをぜひチェックしていただきたい。
岡田紗佳のニュース・こぼれ話
放送対局で伝説の役満「九蓮宝燈」を和了
岡田は「芸能界麻雀最強位決定戦 THEわれめDEポン」に参戦し、見るもの全員が度肝を抜かれるような偉業を達成した。超高難度の役満「九蓮宝燈」をアガったのだ。一生かけて見れるかどうか、と言われるほどの九蓮宝燈をほんの数局しか打たない放送対局でアガってしまったのだから驚きだ。放送対局における九蓮宝燈はごくわずかしか前例がなく、岡田は数少ない伝説を打ち立てた人物のうちの一人となったのだった。
着物姿もバッチリ
モデルとしても活躍している岡田のInstagramには、数多くのファッションスタイルのほかにもネイル、コスメの投稿がずらりとそろっており、麻雀ファン以外の若い女性からのフォローも多い。そんな中で、普段の投稿とは趣が異なり、鮮やかな着物姿の岡田と東城りお(フェニックス・連盟)のツーショットに注目が集まった。実は、日本プロ麻雀連盟女流カレンダーの撮影での一コマで、二人は1月担当とのこと。フォロワーからは「和服姿も素敵です」「1月から最強コンビ」などのコメントが数多く寄せられていた。
アニメやゲームに関する発信はサブ垢をチェック
Twitterでは11万人以上のフォロワー数を誇る岡田。メインアカウントでは麻雀をはじめとした自身の活動に関する発信を多く行っているが、サブアカウントでは趣味のアニメやゲームについて熱く語っているようだ。普段は聞くことのない、岡田の趣味への愛やこだわりを知ることができる。
漫画原作者としてもデビュー
岡田はなんと、漫画原作者でもある。その作品が「ゴールデン桜」。岡田の原作デビュー作品であり、作画は前川かずおさんが担当している。借金500万を抱えてしまった麻雀プロ男子が、女流プロ雀士としてデビューするという非常に興味深い設定だ。設定を聞くとファンタジー色が強そうに思えるが、実際の岡田の経験から、リアルなプロ雀士の世界が忠実に描かれている。
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