端正な顔立ちに加えて、左手から繰り出す美しい牌さばき。クールビューティーという表現にふさわしいプロ雀士、それが水口美香である。雀士としてのキャリアも着実に積み重ね、所属する日本プロ麻雀協会では、女流トップのAリーグで奮闘している。才色兼備でありながら、YouTubeなどで見せる、自然体な姿とのギャップも魅力で、次のMリーガー候補にも名前が挙がっている。本記事では、そんな水口美香の魅力を紹介する。
目次
水口美香の基本情報・プロフィールデータ
名前 | 水口 美香(みずぐち みか) |
異名 | 氷の微笑 |
生年月日 | 1988年1月3日 |
出身地 | 東京都 |
血液型 | A型 |
趣味・特技 | ポーカー、読書、一人飲み、野球観戦 |
本人公式SNS | Twitter YouTube |
所属団体 | 日本プロ麻雀協会 |
プロ入会年 | 2011年 |
主なタイトル | 夕刊フジ杯2018麻雀女王 麻雀最強戦2017,2019女流プレミアT |
野球観戦が趣味の水口だが、球場でビールの売り子をしていたこともあるという筋金入りの野球好きだ。好きな野球選手は近鉄や中日などで活躍し、大リーグ・ドジャースにも在籍した中村紀洋氏というから、ファン歴の長さがうかがえる。球場全体の注目を集めるピッチャーに憧れている水口は、始球式でマウンドに立つという野望も持っているらしい。
奇跡的に発見した
— 水口美香 (@mikamizuguchi) November 23, 2019
#このツイートを見た人は21歳の時の写真を晒す pic.twitter.com/n6l7eHD6aq
経歴
2011年:日本プロ麻雀協会第10期前期生としてデビュー
2018年:夕刊フジ杯2018麻雀女流リーグ個人戦優勝
麻雀との出会い・きっかけ
水口が麻雀と出会ったのは人気漫画「アカギ」を読んだのがきっかけだ。当時大学2年の時であった。それからというもの、役を自分で調べていくうちにハマっていき、就職が内定してから大学卒業までの間は麻雀店でのアルバイトも経験した。大学卒業後は銀行に就職。仕事にも慣れていったが、それとともにバイト時代を懐かしむようになり「ずっと麻雀に携わっていきたい」と、麻雀への想いが強くなる。プロ試験を受けようと銀行側に相談したものの、両立は認められなかったため退社を決断。日本プロ麻雀協会へと進み、デビューから時を待たずに頭角を現していくことになる。
水口美香の打ち方や雀風
状況に応じた立ち回りのうまさには定評がある水口。牌効率やスピードを重視しながらも、好きな役は純チャン三色というから、オールマイティーな部分も伝わってくる。仕掛けの選択を常に用意しておくことで麻雀の幅を広げる一方、鳴いても安手にはせず打点を求めていくのが特徴だ。また、水口といえば左利きから見せるしなやかな摸打も印象的だ。放送対局でサウスポーがいる場合、視点が変わって違和感を受ける麻雀ファンも少なくないが、水口の場合はそれを感じさせないだけの摸打の美しさを秘めている。
水口美香の対局時の様子
麻雀最強戦2019 女流プレミアトーナメント 2019/4.20
我慢を続けた水口が、一撃で勝負を決めた。対局前に行われたトーナメントを制した豊後葵が勢いを持続し、このままファイナル進出かといった情勢で迎えたオーラス。ここで親の茅森早香が驚異の粘りを見せる。大きく沈んだラス目から、微差のトップ目まで浮上したが、アガリやめできないルールのため対局は続行。ここで出てきたのが水口。4本場でメンタンピン・一盃口・ドラ2をツモって3000・6000。3着目から一気に逆転トップとなり、2年ぶりにファイナルへ駒を進めた。
水口美香が2年ぶり2度目のファイナル進出!/麻雀最強戦2019 女流プレミアトーナメント 予選では内田みこが四暗刻成就
麻雀ウォッチ プリンセスリーグ2019 予選第3節Bブロック1卓 2019/8.2
プレーオフ進出圏外の水口が、最終節で底力を見せた。1回戦で痛恨のラスとなった水口だが、ここから反撃に転じる。2軒リーチ、3軒リーチをいずれも制して2回戦でトップを奪取すると、3回戦でも3軒リーチとなった場面で一発ツモを決めて6000オール。連勝して迎えた最終4回戦は小場となり接戦のままオーラスへ。3着目の水口はカンチャンながら三色を確定させた。逆転を願ってのリーチだったが、見事ツモって3連勝を飾った。
水口美香が3連勝を決めてグループ3位に 逢川恵夢は400ポイントオーバーのグループ首位/ 麻雀ウォッチ プリンセスリーグ 2019 予選第3節Bブロック1卓
夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ2018 個人戦決勝 2018/2.23
1、2回戦を連勝し、3回戦も3着にまとめた水口が圧倒的優位で迎えた最終4回戦だったが、一転大混戦に。そしてオーラスで親が連荘、追う2人の優勝条件が目まぐるしく変わる中で、水口が難局を制して逃げ切って優勝となった。難しい場面でも冷静に打ち抜いたメンタルの強さが感じられる勝利となった。
水口美香が優勝 / 第12期夕刊フジ杯争奪 麻雀女流リーグ2018~個人戦決勝
SNSでの評価・評判
SNSでは、水口の美しさを称える投稿はもちろん、「Mリーグで見たい」「なぜ指名されないのか」といった声も多い。
雀士の水口美香ってめっちゃ美人でかわいらしいね。Mリーグに呼ばれないのが不思議。https://t.co/IK6KBiYrdo
— 福田陽二郎 (@perceptualreco) March 18, 2021
キャリアの浅いファンにも知れ渡る水口の華やかさ。Mリーグに呼ばれないのが不思議というのも納得だ。
夕刊フジ杯、水口美香プロ優勝おめでとうございます。?
— 3ピンの竜 (@mahjong_136) February 23, 2018
最終半荘は、ドラマ『もう誰も愛さない』に匹敵するほどの衝撃的展開でハラハラドキドキでした。(^_^;)#水口美香 @mikamizuguchi
このドラマを知っている世代なら、思わずうなずいてしまうような絶妙な例え方。
夕刊フジ杯の決勝はハートランドは残念だったんだけど。
— 字牌は恋人 (@oo27naochan) March 12, 2021
準決勝の水口美香さんの伝説に残る大まくり♪
南3局で焼き鳥で持ち点は800点 www
残り時間5分です。
チートイツで6300オール!
時間切れになったのでこの局とあと1局です。
2600オールは3000オール!!
6000オールは6500オール!!! pic.twitter.com/WGWx1zPzQ0
夕刊フジ杯に強い水口。確かにこのまくり方なら伝説に残るかもしれない。
水口美香のニュース・こぼれ話
最新のプロテストに挑戦!その結果は...?
水口は、愛内よしえと2人で開設しているYouTubeチャンネル「あいうちむチャンネル」の企画で、日本プロ麻雀協会のプロテストに挑戦した。チンイツの待ちや点数計算のほか、麻雀用語や役の名前を漢字で答える問題に対して、悪戦苦闘しながらガチで回答した。2人が挑戦したのは最新の問題であったこともあり、プロテスト受験を考えている人にとっては必見の内容だ。
漫画の監修にも挑戦
週刊少年サンデーなど、3誌合同の無料コミック配信サイト「サンデーうぇぶり」で連載中の漫画「グレイテストM〜偉人麻雀大戦〜」。配信サイトとはいえサンデーで麻雀漫画というのも意外だが、この漫画の監修を水口が担当しているというから驚きだ。次代の神の座を賭けて、歴史上の偉人が麻雀で対決するというストーリーで、水口もPRに余念がない。