面子×2+2枚からなる面子候補×3+浮き牌×2の14枚から何を切るか考えます。
単騎テンパイを含む多メンチャンに受けられる面子+浮き牌の形を、悪形面子候補より残す。
第31回でも取り上げましたが、順子+浮き牌であればやの形、刻子+浮き牌であればのような形、いわゆる「変則多メンチャン」の形です。
悪形面子候補を残すほうが目先の受け入れでは広くなりやすいですが、他の面子候補が面子になった時により手広く良形テンパイになりやすい1シャンテンになります。
ヘッドレス形の場合も、面子候補オーバーに受けるより、雀頭を作りやすい面子候補十分に受ける方が、より「よい手」になりやすいのです。
ドラ
打
カンチャンよりの形を残す。
ソーズがなら面子候補が雀頭になった時にリャンメン×2の1シャンテンに取れるほうがよいので打、ヘッドレス形の場合は面子候補オーバーでもリャンメンを落とすほどではない。
雀頭を作りやすい形以外に、雀頭ができた場合、あるいは雀頭候補として残った場合により高打点の手になるような牌についても優先的に残します。
ドラ
打
面子候補が面子になって1シャンテンになった場合も、ドラ重なりの高打点の受けが残るほうがよい。
第59回でも申しましたが、面子候補オーバーなら打点を上げる必要が特に無い局面でないなら使いにくい浮き牌のドラでも残すべきです。
ドラ
打
手拍子で打としがちな手ですが、打なら面子候補が面子になって1シャンテンになった場合は、雀頭固定でを落とす手があります。
高目234三色もあるのでその方がより「よい手」になる受け入れで勝ります。
他に雀頭を作りやすい形として、35567、24556、13445、12235のような形があります。24556から2を切って3を引いて雀頭ができるツモを逃しても手広くはなるので、2ツモのリャンメン変化もある35667以外は悪形面子候補を落としてまで残す形ではないですが、雀頭が有る場合だと受けがかぶっていて価値が低い形であるため、雀頭ができる受けを見落として他の浮き牌より先に切りがちなので注意が必要です。
ドラ
打
ドラ
打
受け入れ枚数や良形変化では劣るが、234三色になる受け入れは残す方がよいので打。
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