前回の内容をふまえたうえで、面子×2+2枚からなる面子候補×4の14枚から何を切るかを考えます。
ドラ
打
雀頭が有る形だと、ピンズのカンチャンの方リャンメン変化が多く、を自分で枚使っていることからマンズを切る形ですが、ヘッドレス形なら雀頭を作る受けで勝るペンカンチャン残し。
先にを引いた場合の1シャンテンでも受け入れで勝ります。
ピンズでも雀頭を作る受けが多くなるようにから切ります。
ドラ
打
雀頭を作る受けではマンズもピンズも互角。それなら良形変化が多いピンズを残します。
ドラ
打
雀頭が有る場合は、を1枚使っているピンズのリャンメンが面子候補として弱いですが、リャンメンが面子になった時に順子+面子候補の形が残る方が手広くなるので落とし(赤5受けは残す)とします。
ドラ
打
順子+面子候補の形が残る方があがりやすいとは言っても、大差がつくわけではありません。高打点の受け入れが多くなるのであればその方が、より「よい手」と言えます。
を落とすより打とする方が、678、789三色になる受け入れで勝り、三色にならないツモでも高めタンヤオが残るので有利です。
ドラ
打
が赤になり、がドラ含みの面子候補になると、三色になっても打点的メリットは大きくなく、三色にならないうえにドラが出ていくケースもあります。
それなら三色よりも順子+面子候補の形を残す打がよいですね。
ヘッドレス形の場合は面子と別に雀頭を作る必要があり、手役を狙っても手役絡みの面子候補、浮き牌が雀頭になった場合は手役が崩れてしまうので、手役絡みの形の価値が雀頭がある場合に比べて下がります。
形だけで何となく手役を見るのではなく、どこで4面子1雀頭を作るのかを意識するようにしないと見落としがちです。
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