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もっと勝つための現代麻雀技術論 第124回 「シャンテン変わらずの鳴き②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第124回 「シャンテン変わらずの鳴き②」

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 シャンテンが変わらなくても鳴く牌があることに気づいて、実戦で鳴けるようになるためには、どのようなシャンテン変わらずの鳴きがあるのかを把握することが重要です。
 今回は「シャンテン変わらずの鳴き」を分類してみます。

1、雀頭を面子にする鳴き(面子候補が足りている場合) 

 例えばとある2面子1シャンテンからが出た場合、雀頭のをポンすると、に加えでもテンパイするようになります。

 基本的に面子より雀頭の方ができやすいので、ヘッドレス形にすることでシャンテンが進む受け入れが増えるわけです。

2、面子候補を強化する鳴き

 例えばとあるところからが出た場合、でチーして打とすると、のカンチャンがのリャンメンになります。

 一般的には「食い伸ばし」と呼ばれます

3、浮き牌を面子候補にする鳴き(面子候補が足りている場合)

 例えばとあるところからが出た場合、でチーするとのリャンメンができます。

 一般的にはこれも食い伸ばしと呼ばれますが、区別するために、ここでは「食いちぎり」と呼ぶことにしま

4、浮き牌を強化する鳴き

 例えばとあるところからが出た場合、でチーするとの4連形ができます。

 一般的にはこれも食い伸ばしと呼ばれますが、区別するために、ここでは「食い残し」と呼ぶことにします。

5、面子を強化する鳴き

 例えばが無ければタンヤオがつく手牌で、とあるところからが出た場合、でチーして打とすることでタンヤオをつけることができます。

 「食い替え」無しルールの場合、からをチーして打とすることはできませんが、これは他家からみて「食い替え」かどうか判断できないので鳴くことができます。今回のような鳴きも便宜上、「食い替え」と呼ぶことにします。

6、別の面子、雀頭、面子候補を崩す鳴き

 例えばが無ければタンヤオがつく手牌で、とあるところからが出た場合、でチーして打とすることでタンヤオをつけることができます。

 面子候補を面子にする鳴きですが、別の面子を崩しているのでシャンテン変わらずです。面子を崩す場合は2、面子候補を強化する鳴きの一種、雀頭を崩す場合は1、雀頭を面子にする鳴きの一種、面子候補を崩す鳴きは4、浮き牌を強化する鳴きの一種とも言えます。

7、チートイツをトイトイや他の面子手にする鳴き 

 シャンテン変わらず(場合によってはシャンテン戻し)になりますが鳴きがきくようにすることでアガリやすくなることを狙った鳴きという点で6、別の面子、雀頭、面子候補を崩す鳴きに近いです。鳴くかどうかは打点や守備力、トイツの鳴きやすさによって判断します。

8、カン 

 カンもシャンテン変わらずの鳴きの一種です。カンすることで符ハネやカンドラで打点が高くなるメリットがあります(アンカン、加カンの場合は1回多くツモることができるメリットも)。

 ただし他家の打点を上げてしまう可能性もあることには注意が必要です。5、面子を強化する鳴きの一種とも言えます。

 

 具体的な鳴き判断については次回以降取り上げます。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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