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もっと勝つための現代麻雀技術論 第128回 「面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)②」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第128回 「面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)②」

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 引き続き、面子候補を強化する鳴き(食い伸ばし)について取り上げます。今回は1シャンテンの場合です。

 既に鳴いている場合は、1巡で面子候補を強化することができるのですから基本は鳴くべきですが、メンゼンの場合は鳴くとリーチがかけられなくなるので打点が下がります。

 このようなケースで鳴くかどうかをどのように判断するか、手作りの回でたびたび申し上げたことに、「どちらを切っても残る共通の受け入れを引いた場合に、どちらがよい手になるか」で決めるというのがありましたが、今回もその応用です。「鳴いても鳴かなくても残る共通の受け入れを引いた場合に、どちらがよい手になるか」で判断します。

 ドラ

 出る

 を引くか鳴くかでテンパイする1シャンテンですが、でチーして打、またはでチーして打とすることでリャンメンができます。ここで、を鳴いた後で共通の受け入れであるを引いた場合は鳴いて良形3翻テンパイ、スルーしてを引いた場合はメンゼンで悪形ダマ40符3翻になります。

 悪形ダマ40符3翻はリーチが明確に有利と言うほどでもないのでダマにするものとして、子の場合ロン5200点、ツモ7900点。良形30符3翻と悪形満貫なら後者が若干有利なことが多いですが、今回はそれより打点が低いので良形30符3翻が有利。

 を引いた場合でさえ先にを鳴いていた方がよいのですから、を鳴いてテンパイする場合もあるのでなおのことはチーすべきであると言えます。

 これが赤1だとどうでしょうか。今回は鳴いて良形30符2翻(子の場合2000点)と、悪形リーチ40符3翻(子の平均打点約7100点)の比較になり打点差が大きく後者有利。よって基本はスルー、テンパイに取れる牌は第95回で取り上げたように、分岐点は3巡目程度なのでほぼテンパイに取ります。

 

 ドラ

 出る

 「鳴いても鳴かなくても残る共通の受け入れを引いた場合に、どちらがよい手になるか」で判断すると、を鳴いて共通の受け入れであるを引くと鳴いて良形30符3翻(子の場合3900点)、スルーすると悪形リーチ40符3翻(子の平均打点7100点)の比較になるので鳴き有利に見えますが、今回は雀頭が無い形ということもありスルーした後でピンズの4連形から面子候補ができるなど、よりよい1シャンテンになる変化が豊富。もし

となれば、巡目が早い段階ならを引いてテンパイしも打として良形満貫、跳満狙いの1シャンテンに戻した手が、鳴いて良形30符3翻と比べても悪くないので序盤はスルーが有力とみます。少しややこしいですが、第4回等で取り上げた、序盤なら二段階変化もみるというのに近いですね。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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