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もっと勝つための現代麻雀技術論 第4回 「手変わり待ち基準」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第4回 「手変わり待ち基準」

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手変わり待ち基準

 「現麻本」講座3では、Web版「現麻」のように、何巡目でどのような手変わりが何種あれば手変わりを待つというような基準を掲載しませんでした。理由は以下の通りです。

・Web版では「良形変化なら○種、打点2倍なら○種」という形で示したが、実戦では様々な質の手変わりが混在することがほとんどなので、厳密な基準を作るのが難しいため。
・即リーチしやすい手牌かどうかでも基準は変わるため。(愚形リーチのみ、しかもアガリ牌が1枚切られているような手牌であれば手変わりを待つことは増える)
・実戦で手変わり○種と数えるよりは、手牌のパターン別に手変わり有利になりやすい形を覚えた方が判断しやすいため。

 大まかな基準を設けるとすれば、中盤で手変わり8種(1種は4枚)を目安として、良形変化かつ平和がつく手変わりなら1.5種、良形変化かつ打点2倍や、それ以上に打点が上がる強い手変わりについては2種相当とみなして判断するといいと思います。

 

アガリから遠い段階ほど変化重視

 ドラ 8巡目

  「麻雀勝ち組の選択Ⅱ」p.103 「レア役の可能性」で取り上げられた牌姿です。実戦の打ち手はここから純チャン狙いでダマとしましたが、純チャンになる手変わりはツモのみと非常に少ないので即リーチすべきという結論になっていました。しかし、この問題は何を切ってテンパイしたのかが書いてありません。

 はアガリ牌、は手変わり牌なので、テンパイ打牌として考えられるのは他の牌になりますが、なら残していれば純チャン、なら一通、ならドラ使い、字牌ならチャンタになる手変わりが増えることになります。つまり手役に関係ない牌はだけです。

 もし序盤でのようなテンパイになれば、打ダマとして、上に挙げた浮き牌を引けば打とテンパイを外します。愚形のみ手から満貫以上のテンパイになるのであれば多少手変わりが少なくても手変わりを見るに値しますし、巡目が早ければ二段階変化を待つ余裕もあるからです。

 これが8巡目であれば、手変わりを待つには遅いので即リーチもやむなしです。しかし、よりも残しておいたほうがよかったといえる浮き牌がこれだけあるのですから、そもそも、テンパイ以前の段階で手変わりを目指すべきだったのではないでしょうか。「手変わりを待つには手変わり牌が少ないけど、即リーチするのもイマイチ」な牌姿になる場合は、テンパイ以前の段階で手変わりを目指すべきだったケースが多いものです。「テンパイ即リーチ」「手役よりスピード」という考え方に慣れている人は特に意識しておくといいと思います。

 テンパイに遠い段階ほど手変わりの確率は高く、一方手を狭めたり、シャンテン戻しをたりしてメンツができるツモを逃したとしても、そのせいでアガリを逃す確率は低くなります。しかし、テンパイに遠い段階ではメンツを逃すことを恐れて目先の受け入れ重視で打つにもかかわらず、テンパイしてから手変わりを考える打ち手は少なくありません。これも第3回で申しましたように、「高確率で起こることを実際より低く、低確率で起こることは実際より高いと感じてしまう」人の性質に原因があるのかもしれません。

 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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