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もっと勝つための現代麻雀技術論 第183回 「リーチの優位性」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第183回 「リーチの優位性」

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リーチの優位性を改めて確認する

 現麻本では容量の都合上、「原則リーチが有利である」「リーチしない例外はこのような場合である」というように結論のみを述べるに留め、「何故リーチすべきなのか」という理由については説明を省略させていただきました。

 こちらで改めて、「原則リーチ有利である理由」「リーチするかどうかの分岐点」「先制時と被先制時の判断の違い」について解説することにいたします。

 従来の戦術論でリーチが軽視されてきた理由は、「他家に警戒されてアガリ率が落ちる」「アガリ損ねた場合はリーチ棒1000点が無駄になる」「手変わりの可能性を失う」「他家の危険牌を引いても降りることができない」というように、リーチのデメリットについては入門書の段階で色々と書かれてあるというのが挙げられます。

 そして、第3回でも申しましたように、人は「高確率で起こることを実際より低く、低確率で起こることは実際より高いと感じてしまう」ので、それぞれ低確率ながらデメリットが色々あるとなると、体感では実際以上にデメリットを過大視してしまうという性質があります。

 リーチのデメリットを再認識したうえで、「それでもまだ原則リーチが有利である」ということを確認することにします。

先制聴牌即立直の原則と例外 - 麻雀一番街

 リーチするとダマに比べて確かにアガリ率は落ちますが、9巡目の先制リーチのアガリ率は良形が約60%、悪形が約40%。ダマにした場合はそれぞれ約70%、約50%になります。

 もし、リーチをすると他家3人が完全にベタオリして絶対に振らないと仮定しても、リーチのアガリ率は良形が約50%、悪形が約30%(流局までにツモる確率は一人麻雀練習機で求められます)になります。

 一方、リーチすることにより、ダマで30符3翻以下の手は一発、裏ドラの影響もあり打点が2倍以上になります。子の平和のみロンは1000点、リーチ平和ロンは2000点ですが、平和のみをリーチしてあがれた時の平均打点は約3500点になります。

 相手が絶対に振らないのであれば、あがれた時は必ずツモがつくので更に打点が上がります。リーチ棒の1000点がもったいないというのであれば、リーチによって得られたはずの収入を逃すのはもっともったいないですね。

 点数表は覚えていても、ツモ一発裏ドラ込みの平均打点については覚えていない人も多いと思います。無意識のうちに一発や裏ドラの打点を無視して判断することでリーチを過小評価してしまわないためにも、改めて確認されることをお勧めします。

 上記の研究結果にもありますように、単純な局収支だけでみれば、ダマの方がはっきり収支で勝ることは滅多にありません。ただし、局収支上大差が無い場合はダマにすべきです。

 何故なら麻雀は持ち点よりも順位を争うゲームなので、元々高い手を更に高くするメリットが小さい一方、アガリさえすれば順位状況がかなりよくなるのでアガリ率を落とすデメリットが大きいためです。

 役有り悪形テンパイなら手変わりの可能性もあります。このように、「原則リーチが有利だが、ダマ寄りになる要因自体は多い」ので、「一つの要因だけを見た場合、リーチもダマも大差ないなら基本はダマ」と考えると、リーチをしない例外についても押さえやすくなると思います。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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