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もっと勝つための現代麻雀技術論 第215回 「シミュレータの活用と表現のすすめ」

もっと勝つための現代麻雀技術論 第215回 「シミュレータの活用と表現のすすめ」

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シミュレータ活用のすすめ

 順位点を考慮した押し引き判断の考え方について本でいくつか取り上げましたが、現状ではネット上で公開されているシミュレータを活用して、ルールや点数状況に応じて押し引き判断がどのように変動していくか傾向をつかむことができます。シミュレータによってこれまでは直感で選ぶよりなかった複雑な押し引き判断にも一定の解答を出せるようになりました。迷った問題があれば是非とも活用していただければと思います。

 しかし、シミュレータの結果を、個別の局面でそのまま適用できるとは限りません。微妙なケースになればなるほどアナログ的判断も必要になります。デジタル的判断とアナログ的判断。両者は車の両輪のようなものです。どちらかを軽視している打ち手は実力者でも多く見受けられますが、実力者であるからこそ、更に強くなるためのヒントは、その打ち手が軽視しがちなところにあるのではないでしょうか。

表現のすすめ

 相手に知られると勝ちにくくなるという理由で、自分の打ち方についてあまり語りたがらない打ち手もいますが、最強クラスの雀士であっても、現時点で麻雀の答えにたどり着いているわけではなく(それほど複雑でなく、戦績にも結構影響を与えそうな問題ですら、天鳳位間でも答えが分かれることが多々ある) 、更に強くなるために他者と検討を重ねています。

 人は言葉によって物事を認識します。自分の打ち方を言葉で表現していくことで、何となくで打っていた局面でも明確な指針をもって判断ができるようになれば、それまでは単なるノイズとしてしか認識してなかった情報も考慮に入れることができるようになり、より精度の高い打牌選択ができるようになります。私自身、勉強会という形で他者の牌譜を検討し打ち方について助言させていただくことが多々ありましたが、それは何より自分の為になったと確信しています。

 最近、天鳳プレイヤーによる麻雀本の出版が相次いでいます。実力者だけでなく、表現者が求められている時代です。次の天鳳位は、そして麻雀界の将来を担うのは、この記事を読んでいる貴方かもしれません。

 最後はだいぶ急ぎ足になりましたが、これで、「勝つための現代麻雀技術論」についての補足を一旦終わらせていただきます。ありがとうございました。次回の予定はまだ未定ですが、主に天鳳の実戦譜を用いて、講座の内容をどのように実戦で反映させていくかについて取り上げていこうと思います。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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