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株式会社ACE代表取締役 安藤銀一「すぐやる」マージャンで生きる人たち第36回

株式会社ACE代表取締役 安藤銀一「すぐやる」マージャンで生きる人たち第36回

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 これまでは個人競技と思われがちな麻雀だったが、企業がチームを持って戦うプロ麻雀リーグ「Mリーグ」がスタートしたことをきっかけに、愛好家の間でもチーム戦も楽しみたいという機運が高まっていた。

 そんな中、日本全国のノーレート雀荘やノーレート競技会を定期開催している店舗に通うお客さんが、お店の看板を背負ってチームで戦う「ノーレート雀荘対抗戦」が2019年6月に開催された。この大会の企画運営者は、都内を中心に清掃業を営む株式会社ACE(エース)代表取締役の安藤銀一さん。麻雀好きが高じてプロ雀士となり、同社内に“麻雀事業部”も立ち上げた安藤さんに、麻雀に対する思いを聞いた。

安藤銀一(あんどう・ぎんいち)プロフィール

1980年、東京都生まれ。乙女座。O型。株式会社ACE代表取締役。RMU所属。「夕刊フジ杯争奪麻雀女流リーグ」には、ACEチームをはじめ3チームで参戦。好きな役はタンヤオ。

ノーレート雀荘対抗戦開催に込めた思いとは?

「Mリーグを見て、自分もやってみたいと思った方がリアル麻雀に触れて頂く機会を作りたいという思いがありました。そうなると初めての方が第一歩を踏み出しやすい“場所”が絶対に必要となります。でも麻雀自体はまだまだダーティなイメージが根強いので、親しみやすいノーレート雀荘が全国にあることを、大会を通じていろんな方に知って頂きたいと思ったんです」

「また現状では中高校生が麻雀をやりたいと言った時、自宅やゲームでは出来ますが、屋外の場合はカルチャースクール等でしか麻雀をすることは出来ません。麻雀を楽しんで頂く機会を増やしていくことを目的とした大会なので、今後様々な問題をクリアしていけたら、より大きなうねりを生み出していける可能性があると思っています」

相沢かおるプロ(日本プロ麻雀連盟)と安藤さんが共同経営している「健康麻雀ひよこ堂」が初年度優勝チームとなった

参加者や各店舗の反応はどういった感じでしたか?

「参加者の皆様からは、お店の看板を背負って戦うのは、今までに無い緊張感があってすごく楽しめたから、今後もぜひやってほしい等といったご意見を頂けて励みになっています」

「各店舗に関しましては、初年度は8チームでの開催でしたが、実は全国にあるノーレート雀荘全店舗に参加打診のお願いをしに行っていました。中にはワンデー大会とはいえ、最下位になったらお店のイメージが悪くなるという方もいらっしゃいましたが、多くのご賛同を頂けていたことで、2020年度は16チームと参加チーム数も倍になりました」

社内に“麻雀事業部”を新設されたそうですが?

「本業は清掃業ですが、ある程度、部下も育って会社も軌道に乗ってきて、私自身が時間に余裕も出来てきたので、競技麻雀の世界も知りたいと思い、2019年8月にRMUに入会しました。そして2020年4月、麻雀に携わる仕事がしたいという麻雀プロ4人が集まってくれたので、社内に麻雀事業部を立ち上げました」

「立ち上げのきっかけは、麻雀プロの活躍の場をもっと増やしたいという気持ちが根底にあります。今後はこれまで麻雀界に取り入れられてこなかった部分をしっかり整備し、新たな仕事を生み出していきたいと思っています」

「現在展開している具体的な業務としては、各店舗の労務体系の整備をサポートさせて頂いたり、若手プロ雀士に光を当てることを目的とした麻雀動画『麻雀ニュージェネch』の企画編集、麻雀実況を実況のプロが基礎から教える『麻雀実況者養成講座』の開催、健康麻雀教室へのボランティアスタッフの派遣等です」

どんな方に麻雀事業部に来て欲しいですか?

「現段階ではまだまだ将来への投資段階ですが、今後は自分の特技を生かした企画を持っていて、それを遂行するために行動できる人であればウエルカムです。麻雀事業部は薄給ですが、儲かればそのまま配分していきたいので、自分の給料は自分で稼ぐぐらいの気概を持っている人に来て欲しいですね」

麻雀事業部には、動画制作を担当している日本プロ麻雀連盟・浜野太陽さん(左)をはじめ4人のプロ雀士が在籍している

麻雀を始められたのはいつ頃からですか?

「最初に始めたのはオンライン対戦ゲーム『KONAMI麻雀格闘倶楽部』で、20代の頃からずっとやってきました。当時は24時間営業のゲームセンターもあったので、時間があればとにかく延々やってましたね。2018年に嫁さんがインターネット麻雀『ロン2』のオンライン大会で優勝して、日本プロ麻雀連盟のスタジオで行われる放送対局に出られることになったことをきっかけに、ちゃんと所作が出来てないと恥ずかしいよねということで、私も一緒にリアル麻雀を真剣にやるようになりました。それまでは友達とセットでやっていた程度でした」

好きなことを仕事にするためには?

「下積みの時間が必要です。自分の将来像を考えた時に何が必要となるのか。その前段階で準備しておくことが重要で、そこにいくまでには絶対に何かを頑張る時間は必要だと思います」

「私の場合、本業としている今の会社を26歳の時に設立しました。当時勤めていた清掃会社の社長と喧嘩したことがきっかけで立ち上げたんですが(笑)。清掃業務自体よりも清掃関連の設備投資のほうが儲かるので、清掃業務部門を廃止するということになったのです。私は清掃業務部門の営業だったので、独立してお客様をそのまま引き継がせてもらえることになりました。でも立ち上げ当初は売り上げも立たず、3年目ぐらいまではキツかったですね」

「創業時、唯一決めていたことは、依頼を受けた仕事は全部受けるということでした。どんなにキツくてもどんなに安くても、頂いた仕事はすべて受ける。そうしているうちに、どんどん人脈が広がってきて、いろんな話が入ってくるようになり、そこからさらに仕事も広がっていきました。特別な技術も知識もない中で、何ができるのかといったら、そうする以外、方法がなかったのかもしれませんが」

もしも雀荘でクラスターが発生したら、どのような清掃作業をされるのでしょうか?

「人が触れる場所をすべて消毒するため、過酸化水素と次亜塩素酸ナトリウムを使い分けて拭きあげていきます。ただし拭き方には注意が必要です。車のワイパーのように左右に拭くと菌は拭き取れずに戻ってしまうので、一方向に拭いていきます。今後はこういった基本的なことを網羅した雀荘の衛生環境に関する動画等も制作していきたいですね」

安藤さんが信条とされていることは?

「まずやる。結果はどうあれ、まずやる。思い立ったが吉日ですかね。何も考えないでやるのではなく、やる前提で考えていけば、補足しておくことや強化すべきことが見えてくるはずです。そしてやってみてうまくいかなかったら、何がダメだったかもわかります。それがわかるだけでも大きな成果なので、やったことは絶対に糧になると思っています」

安藤さんにとって麻雀とは?

「麻雀は楽しくないと意味がない。いつも楽しいものでありたいとは思っています。プロの場合は打牌に対する誹謗中傷を浴びることもあり、キツイ時もあるかもしれませんが、基本的には麻雀が好きで楽しいからやっているはずです」

「性格もすべて出るし、人間関係が生まれる場合もあるし、個々のコミュニケーション力や人生観まですべて出るという観点では、人生と一緒ですね」

インタビューを終えて

 ノーレート雀荘対抗戦を機に、各店舗を行き来するようになったお客さんも増え、麻雀を通じたコミュニケーションの輪が広がっているという。2020年の参加チームは北海道から大阪まで、麻雀の輪は全国に広がりつつある。「今後はノーレート雀荘対抗戦を通じて、お客さんを奪い合うのではなく、業界全体のパイを大きくして麻雀人口を底上げしていきたいですね」という安藤さんの真摯な思いが、確実に形になろうとしている。

 

◎写真:佐田静香(麻雀ウォッチ) 、インタビュー構成:福山純生(雀聖アワー)

ノーレート雀荘対抗戦2020概要

予選:2020年10月31日
会場:都内2店舗で同時開催
決勝:11月22日(放送対局予定)
大会アンバサダー:多井隆晴(RMU、渋谷ABEMAS所属)
司会:襟川麻衣子(日本プロ麻雀連盟)
ルール:Mリーグルール(赤牌あり)
※新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、延期されることもあります。

◎参加店舗一覧
麻雀スクールアエル/北海道
Lookup(ルックアップ)/静岡県
麻雀スマート/埼玉県
まぁじゃんよつば/神奈川県
健康麻雀 憩いの家サンライズ/新潟県
M.L.STADIUM(エムエルスタジアム)/東京都
健康麻雀 ひよこ堂/東京都
健康麻雀まーすた/東京都ほか6店舗
雀友倶楽部(じゃんゆうくらぶ)/東京都
麻雀オクタゴン/東京都
麻雀CLUB NOBLE(マージャンクラブノーブル)/東京都
ま~じゃん ねこポン/東京都
麻雀ラブリースマイル/東京都
A.rule(エールール)/大阪府
まーじゃんラキラビ/大阪府

◎ノーレート雀荘対抗戦実行委員会Twitter
@V7VfugTczkr50f7

株式会社ACE・麻雀事業部の麻雀動画

「自分たちのような若手麻雀プロの存在も知ってもらいたい」というコンセプトのもと、浜野さんが麻雀サイト『麻雀Station』、YouTube番組『麻雀ニュージェネch』等を立ち上げ、麻雀事業部の一環として初心者でも楽しめる様々な麻雀動画を配信している。

・麻雀サイト『麻雀Station』
https://mj-station.net
・YouTube『麻雀ニュージェネch』
https://www.youtube.com/channel/UCA69k1EJh8jQcSlssH5ilGA

関連リンク

株式会社ACEホームページ

株式会社ACE麻雀事業部Twitter

麻雀ニュージェネchTwitter

安藤銀一Twitter

浜野太陽Twitter

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この記事のライター

福山純生 (雀聖アワー)
雀聖アワー代表。
マージャン普及を目的とした様々な事業を展開。
好きな手役は門前混一色七対子。
雀聖アワーオフィシャルサイト:http://8141.info/jansei/

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