前回の続き。相変わらず人一倍食べてはいたけれど、デカ盛り巡り的なことは休止していた私が再開することになった大きな理由の一つが、「テラめし倶楽部」というサイトの存在を知ったことにありました。当時はTV番組でも度々取り上げられブームになっていたと記憶しています。
定期的にデカ盛りやチャレンジメニュー巡りをしていると、それまでは、「好きなものを好きなだけ」食べていたのが、「お腹が苦しくても完食できるように頑張って食べる」ようになったので、徐々に胃袋の容量が増えていきました。
大学を出てからは京都に移住することになり、たまに東京に行くにしても行きたいお店が他にも数多くあるという理由で後回しになっていましたが、「神楽坂飯店」のジャンボラーメンチャレンジから五年後、そろそろ他のチャレンジメニューに手を出してもいい頃かなと思っていたところ、たまたま餃子100個にチャレンジした例の彼と連絡が取れたこともあり、久々に訪問することとなりました。
彼は当時既に大食いは引退していたので普通の注文。私は一升炒飯に挑みます。「一升」と言っても米一升ではなく、ご飯の状態で一升(1800ml)と思われます。米一升ならそれだけで約3.5kgになるのでとても食べきれません。
実に五年ぶり、しかも大食いチャレンジをするお客は全く珍しくないにも関わらず、店主のおばちゃんが我々のことを覚えていてくれたことが印象に残っています。
例によって画像は最近訪問した時に同行者の方が注文されたもの。以前ならとても無理と思っていたメニューが心なしか少し小さく思えました。中華スープは炒飯のパサつきを抑えて食べやすくするために少しずつ使い、味に飽きてきたら卓上のコショウで味変をした記憶があります。
1時間あるので焦らずに食べ進めますが、最後の方は余裕がほとんど無く48分で何とか完食。ラーメンの時のような食後の苦しみはありませんでしたが、翌日は何も食べる気が起こらず一日中ボーッとしていました(笑)
そしてそれから更に約五年。五年の間に、ブログを通じて全国にデカ盛り、大食い仲間が出来ました。個人的には健康管理の為デカ盛り巡りの頻度が落ち一時期よりかなり痩せましたが、太っていると脂肪が邪魔して胃が膨らまなくなると言われるように、胃の容量が以前より更に増えたこともあり、いよいよ最後の関門。ジャンボ餃子に挑むことにしました。
最早餃子なのか何なのか分からない謎の物体。「んなもん食えるか」と言って最も簡単なジャンボラーメン3杯に逃げた当時の私に、「将来このメニューに挑むことになる、しかも地元に帰ったのにわざわざ上京してきている」と言っても絶対に信じないでしょう(笑)10年越しの全チャレンジメニュー制覇。果たして達成なるでしょうか。
あまりに大きい餃子なので、使うのはナイフとフォーク。なかなかシュールな光景です(笑)これだけの大きさの餃子を形を崩さずに焼く必要があるので、皮は異様なほど分厚く、最早別の食べ物。皮はまるですいとんのよう。もちもちして咀嚼に時間がかかります。
チャレンジ前から、皮がネックになるだろうと思っていましたが、これは予想以上に後半に残ると辛そうな代物。量の割には時間が長いうえに、失敗した時のリスクが高いので軽はずみには注文しにくいにもかかわらず成功率が低いのもうなずけます。綺麗な食べ方とは言えませんが、皮を先に食べ切ってしまい、咀嚼がいらない餡を後回しにすることにします。
20分経過。皮を食べるのに手間取り、味にも飽きてきたのでペースが落ちてきました。やはり味わう意味では皮は薄くて肉がたっぷり詰まったのを一口でいただける方がいいですね。30分程度で皮が無くなり残りは餡のみ。意外と余裕がありますが、ペースが上げられるほどではないのでゆっくり食べ進めます。
最後まで止まることなく無事完食です。タイムは41分。難易度が高いにもかかわらず過去2回よりタイムが早い。しかも過去2回は胃袋に相当なダメージを受けましたが今回はまだ余裕があります。改めて以前より食べられるようになったことを確認できました。
しかし更に難易度の高いチャレンジメニューはまだ山ほどあります。今後も精進していきたいですね。10年の時を経て、神楽坂飯店チャレンジ三部作は無事完結。しかし私のチャレンジはまだまだ続きます。ご馳走様でした。
【店舗情報】
神楽坂飯店
TEL:03-3260-1402
住所:東京都新宿区神楽坂1-14
営業時間:[月〜金]11:00~23:00[土・祝]11:00~22:00
定休日:日曜日
▼食べログ
http://tabelog.com/tokyo/A1309/A130905/13011333/
【お店の近くの雀荘情報】
麻雀 東南荘
麻雀CLUB NOBLE
ばかんす