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第287回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

第287回 ネマタの雀魂日記〜魂天になるまでやめれま天

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ネマタの雀魂日記とは
  • 『ネマタの雀魂日記』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによるネット麻雀「雀魂」で魂天位を目指すコラムです。
  • 初回はコチラ

今月は秋の四象戦が開催されます。参加者の皆様の御武運を願います。

前回200位(最下位)で通過した私はずるずるとptを減らし圧倒的圏外。雀聖☆3は坂がきつ過ぎますね。

雀魂牌譜

東4局

三門張になる牌を引いたので[③]切りで勝負。

すると上家のリーチドラ3ペン[③]に放銃。ついてなかったで片付けるのは簡単ですが、[⑨]が通っていてリーチ前に[⑧]が切られているので[⑥][③][⑥]以外に当たりづらいですが、[③]はペンチャン、カンチャンにも当たるケースを否定できません。

しかも今回のようにぺン[③]待ちであれば、上家の和了牌は多くても残り1枚なので[⑥]を切っていれば捲り合いで勝てた可能性がかなり高いということ。カンチャンとリャンメン聴牌の比較であればともかく、狭く受けてもリャンメン聴牌なら考慮の余地があったように思われます。「薄い待ちに振ることは広い待ちに振る場合より、振らなかった場合と比較して損失が大きくなりやすい」微妙な押し引きを考慮する時はこのことをもう少し意識したいですね。

南2局

[中]も1組とカウントすればホンイツの候補が揃っているのもあり第一打の客風からポン。

[①][④]ツモで1500リャンメン聴牌になるより、5800〜12000のくっつき1シャンテンがよいとみて打[七]

リーチに[④]が通ったので上家の合わせ打ちで聴牌を入れることができて運よく5800和了。失点をリカバーすることができました。

南3局

ラス前で高い手に振らなければそれなりにラスは免れそうな3着目。雀魂の順位点配分を踏まえれば何が何でも和了にいくというよりはある程度安牌を抱えながら手を進めるに越したことのない点数状況。手牌のうえでは[西]を切れば[⑥][⑧]引きでリャンメン確定の形にならず安牌になりやすい牌を減らすことになる。[⑦]を切ればタンヤオ変化を失う。[①]を切れば目先の受け入れが1枚少なく平和受けを失う、ラス目対門に対しても[①]は安牌になりやすい。以上よりメンツ候補オーバー維持の[4]ツモ切りとしました。メンツ候補十分にすること自体にはこだわらず、あくまで局面に応じたより価値の高い手組を目指します。

鳴いて1000点でもよしのつもりでしたが先制で門前聴牌してしまえば別。ツモって一発か裏か赤がつけばトップがぐっと近づきます。

対門から出たので「裏ドラ乗らない方がいいかも」と思ってましたが裏が乗って3着終了。結果的には東場の満貫放銃がなければトップ。最近は麻雀の戦術記事は出尽くしてしまったかのような風潮もありますが、私自身は毎半荘、本当にこっちが良かったのだろうかと悩むことばかりです。それではまた次回。

雀魂 について


オンラインで全国のプレイヤーとリアルタイムに対戦できる麻雀ゲームです。
全世界のプレイヤーと対戦を行うことができる「段位戦」、チャットを送れる友人と好きなルールで対戦できる「友人戦」、プレイヤー同士で開催/参加できる「大会戦」など様々な対戦スタイルにより、麻雀の初心者から上級者まで幅広くお楽しみいただけます。

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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