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ネマタの戦術本レビュー第693回「麻雀 だから君は負けるんです 著:堀 慎吾 その2」

ネマタの戦術本レビュー第693回「麻雀 だから君は負けるんです 著:堀 慎吾 その2」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

テーマ 3

  麻雀で「500点」と言うと大したことがないように聞こえますが、一打だけで500点も変わると考えれば結構大きな差です。本書で指摘されているように着順がかかる局面では更に大きな差になります。


 自分のアガリ目が無く、放銃のリスクも無いとなるとどうしても適当に打ちがちになりますが、他にやることがないからこそ、放銃以外の失点も極力減らせるようにしましょう。ベタオリする際、巡目が十分あるうちは現物同士で将来危険になる可能性の高い牌から切りますが、流局間際でも同じようにすると不要なテンパイを取られがちです。流局間際は場をよく見たうえで、鳴かれてテンパイに取られる可能性も低い牌を選ぶようにしましょう。

テーマ 4

 「形式テンパイが大切なのは事実ですが、形式テンパイはルールに関する知識。手牌や、押し引き判断という局面に関するより重要な知識を先に押さえておかないと、不要な放銃リスクを負うことにもなりかねません。
 流局までに切る牌があと1枚であれば、局収支上テンパイ料のために結構な危険牌でも押せるのですが、ツモ番がまだ残っていれば押せる範囲は当然狭まりますし、危険牌を勝負せずともテンパイを目指せるルートが残っていることが多いものです。


 危険牌が2つ浮いてしまうと、テンパイに取るために危険牌を切る必要が出てしまうので、浮かせられる危険牌は1つまで。危険牌を浮かせずに済むように、手牌を構成する組み合わせ全体が通っているものを探す。メンツよりアタマ、アタマよりターツの方ができやすいので、安全な組合わせ同士ではターツから切る。安全にテンパイを取るためのコツをまとめるとこんな感じでしょうか。リーチ者以外からの反撃にも気をつけたうえで、放銃リスクを負わずに済むルートを探すよう心がけましょう。

麻雀 だから君は負けるんです

麻雀 だから君は負けるんです

 勝ち組は「麻雀で勝つために必要な知識」をたくさん持っているから勝ち、負け組はその知識の量が少ないから負けるのです。この本では麻雀で勝つために必要で、なおかつ絶対に持っていなければいけない特に大事な知識や考え方を紹介しています。

 
堀 慎吾
単行本:1,620円
Kindle Unlimited
 
 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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