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ネマタの戦術本レビュー第726回「現代麻雀の神ワザ 著:鳳南研究所 その5」

ネマタの戦術本レビュー第726回「現代麻雀の神ワザ 著:鳳南研究所 その5」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
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第一章 分析3

 30ページ メンツを作ることだけを考えるなら、のリャンメンがあるので、ツモにフォローがあり、ツモが二度受けになることからよりを残すことになります。しかし今回は雀頭部分がのリャンメントイツの形であるため、トイツが出来るツモでもリャンメン変化に相当します。

 雀頭がない形ならのような雀頭を作りやすい形の価値が高くなりますが、今回のようにトイツが1つのみで、なおかつそのトイツがメンツになりやすい(もしくはなった時の形が強い)場合も、雀頭がない場合と同様に考えると対応しやすいです。

 5789は打5ツモ6でメンツをスライドさせることができるという性質があるため、裏目でもタンヤオや三色変化が残せるというのも何切る問題ではそれなりに見られます。
4678のように3メンチャンになる受けがなく、6ツモでも7を1枚使っていることからリャンメンとしてやや弱いという理由で切られることもあります。

 31ページ 完全1シャンテンの形がさほど評価されていなかった頃は、待ちをソバテンにしたくない、雀頭部分がメンツになったヘッドレス1シャンテンでも受けが増えるから無駄にならない等の理由で完全1シャンテンに取らないリャンメン固定が推奨されることも結構ありました。

 現在の観点からは、大損ではないとしても少なくとも得とは言えないリャンメン固定が多々見受けられたのは確かですが、完全1シャンテンに取らないことによる諸々のメリットが存在するというのもまた事実です。
今回のようにターツ部分がリャンメンとはいえ受けが薄いので、トイツができる変化でより強い完全1シャンテンになる変化を残すというのもその一つです。

 今回のリャンメンターツが仮にカンチャンであれば、基本的な知識さえあれば特に鍛錬を積んでなくてもリャンメン固定を選べる打ち手が多いと思います。
 
 重要なのは練習量というより、「リャンメン」という名称そのものにとらわれず、局面に応じたターツの価値を評価することです。

 32ページ これも「リャンメン」という名称そのものにとらわれないことの重要性が分かる一例。前のページ同様、場に多く切られた牌は打牌判断が変わることが多い得に重要な情報です。

 テンパイ料があるので終盤は受け入れ枚数重視というのも意識しておきます。
まだ手組に関する技術が未発達だったころは、単純な受け入れ枚数で打牌を評価しているものもよく見受けられました(例えばからはを切った方が受け入れ枚数そのものは多い)。

 数字も指標としては非常に分かりやすいので、麻雀に限らず単純な数字の大小にとらわれて本質を見失ってしまう人がよく見受けられますが、特に根拠も無く、「数字が全てではない」と明確になっている情報を軽視する人もまた多いです。

 重要なのは数字そのものではなく、そこから導き出される結論にあることを忘れないようにしたいものです。

現代麻雀の神ワザ

本書は日本最大のネット麻雀サイト「天鳳」における鳳南(鳳凰卓の東南戦)で、麻雀強者の牌譜を見続けてきた「鳳南研究所」による書き下ろしの麻雀戦術書です。

「強者の共通点はびっくりするほど少ない」と筆者は言います。

本書では天鳳位を始めとする強者たちの打ち筋の共通点を見出すとともに、それぞれの独自のバランス感覚(他人にはマネできない本人だけの「勝ちの型」)を明らかにすることを目指すものです。

数え切れないほどの牌譜を見てきたからこそ分かる、異彩を放つ一打とその背景にある麻雀理論。

本書で「現代麻雀の神ワザ」を体感していただき、みなさんの「麻雀の型」をさらにレベルアップさせる一助にしてください。

 
鳳南研究所
単行本:1,663円
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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