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ネマタの戦術本レビュー第927回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その30」

ネマタの戦術本レビュー第927回「『初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀』著:松本吉弘 その30」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

第三章

30

正確に山を読むためには、他家全員の手牌構成を読む必要があるので、個別の手牌読みよりも読みの精度は低くなります。本書でも示されている通り、1人からだけでなく、複数人から発せられている情報でなければ信用に値する情報とは言えません。

ただし、待ち読みは仮に高い精度で出来たとしても、そもそも勝負にならないので降りる手や、手牌読み出来たところでリーチの加点を優先すべき手であれば役に立ちませんが、平面上は特に優劣の無い浮き牌やターツの比較になれば、たとえ信用度が低いとしても、山読みを利用するに越したことはありません。よって、精度が低いとはいえ利用頻度が高く、それほど高度な技術というわけでもないので意識しておきましょう。特に手組に関する基本的な技術を身につけたうえでは、そこから先は細かい差より山読みがものを言うことも多いのでなおさらです。

展開読みについても、何となく展開だけを意識しても役立てるのは難しいですが、他の読みと組み合わせると威力を発揮します。特に下の2つのリーチ判断については、結果にもかなり影響しやすい重要事項です。他家を抑え込むためのリーチ、逆に差し込みを避けるためのダマは意識していなかった方も多いのではないでしょうか。加点のメリットが大きい手はリーチ、逆にアガリさえすれば決定打になる手はダマにするのが基本ではありますが、オーラスやラス前の順位争いとなると展開読みが出来るケースも増えるので意識したうえで判断するようにしたいものです。

初代Mリーガー松本のベストバランス麻雀

新鋭Mリーガーによる待望の戦術書!

現在麻雀界はMリーグの開幕で活況を呈しています。トッププレイヤーによる真剣勝負をリアルタイムで観戦できるのは麻雀ファンとしても興味の尽きないところです。 そんなMリーグに最年少で参加しているのが日本プロ麻雀協会所属の松本吉弘プロ。第9回 TwinCup優勝、第25期 發王戦優勝などの勢いを買われ、サイバーエージェントがオーナーを務める「渋谷ABEMAS」に大抜擢されました。 元高校球児で強面。その容貌から「卓上のヒットマン」の愛称でファンに知られている松本プロですが、麻雀の腕も一級品。 その場の状況に応じて様々なスタイルを使い分ける「ベストバランス麻雀」を身上としてMリーグでも活躍しています。 本書は手順、読み、大局観、ゲーム回し、押し引きといった麻雀で勝つための重要事項をテーマに、松本プロが自身の戦術を初披露した、ファン注目の一冊です。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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