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ネマタの戦術本レビュー第950回「『超メンゼン主義麻雀』編 その20 著:リツミサン」編

ネマタの戦術本レビュー第950回「『超メンゼン主義麻雀』編 その20 著:リツミサン」編

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

192p 2フーロ目まではとりあえず自分の都合で打つと考えがちですが、1フーロでも価値の高いターツが落とされたとなると警戒したいところ。トイトイやドラ絡みだと高打点で、トイトイの場合はスジでも安全ではないということも意識しておきたいところです。

193p テンパイした時に強い待ちを残すというのも手作りの一貫。メンツ手があるとチートイツでテンパイした時のことを忘れがちになるので両方意識しておくようにしたいところです。

195p 打点十分のケースで出アガリ狙いの赤切りも今では手筋の一つとしてよく取り上げられるようになりました。他家からみて赤ドラが浮き牌に見えないケースだとかえって警戒される恐れもあるので、そのあたりは注意したいところです。

196p 1シャンテンにつき自分の都合優先で安易にをツモ切りそうですが、確かにここで3枚切れの切りはテンパイしていない可能性が高いと読まれやすそうです。巡目が深くなりつつある場合は、テンパイと思わせることで他家の手を止める効果を狙うことも意識しておきたいと思わされました。

197p 受け入れのロスはのみ。テンパイした場合はいずれにせよ先にを切っていた方がアガリやすくなります。これもテンパイ時の待ちを強くする手作りの一貫です。

リツミサンの『超メンゼン主義麻雀』

小さい上がりをリスクを回避しながら積み重ねていくのが良しとされる天鳳。平均フーロ率3~4割が当たり前という中にあって、フーロ率2割2分という驚異的な少なさでハイアベレージを続けている異色のプレーヤーがいます。それがリツミサンです。

鳴かなければ手牌が複雑になり、より正確な状況判断能力や読みの力が要求されるのが麻雀。リツミサンの麻雀の特長はまさにその正確な状況判断と読みの確かさにあります。本書でリツミサンが何を、どう考えて麻雀を打っているか、その全貌を見ることができます。

また、「ミスからどのように学べるか」「読みは相手より自分の手を見返すほうが効率よく学べる」など、上達のアドバイスが随所に書かれているのも本書の大きな特長。 一冊を通して読めば、これまで自分が考えたことがなかったような麻雀の捉え方や新しい選択肢が必ず見つかるはずです。 

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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