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ネマタの戦術本レビュー第1045回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その13 著:井出洋介 小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1045回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その13 著:井出洋介 小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第四章 リーチへの対応

CASE31 安牌切りリーチに対する考え方

安牌切りリーチに対してもう1つ言えることは、相手が受け入れを狭めてまで安牌を持とうとしていなければ、安牌切りリーチの前に切られた数牌のまたぎスジは通ることになります。

逆に言えばまたぎスジ以外の無スジはなおのこと危険度が高くなります。良形の可能性が高いうえに、待ちを絞りやすいとなると、それだけ押し返せる手も限られることになるので一層警戒が必要です。

CASE32 早いリーチには愚形待ちを警戒する

『科学する麻雀』では、早いリーチはむしろ良形率が高い(順めが早く愚形なら手変わりを待ちやすいため)とありましたが、これは当時のデータ。現在ではやはり早いリーチは愚形率が高いことが分かっています。データが取られた当時のネット麻雀(東風荘)では「良形優先」だったのが、本書の登場で、「愚形でも先制優先」になり、実際に浸透していったことがうかがえます。

「愚形待ちを警戒する」とありますが、実戦的には、「愚形率が高いので、押し返せることが多くなる」とも言えます。105ページの手牌程度ならいずれにせよ最も通りやすいを切ることになりますが、1シャンテンなら良形、高打点のどちらかを満たしている程度でも押し返せることが多そうです。「ノーテンは基本オリ」ですが、早々にリーチが入った場合は押し返せる手順がないかも意識しておきたいですね。

CASE33 リーチ宣言牌のスジ牌は要注意!

リーチ宣言牌のスジは、ケース27のまたぎスジ以外のそばテンともみなせます。リャンメンには当たらない待ちでも、宣言牌がフォロー牌であれば待ち候補で、なおかつその可能性が高いとなれば無スジと変わらないか、それ以上に危険であると考えます。

私も個人的に、特に引っ掛ける意図があるとも限らないので、単に「スジ待ち」と呼んでいますが、『科学する麻雀』や、その後の福地本でも「ヒッカケ」という言葉が出てくるので、今でも全くそう呼ばれないということも無さそうですが、確かにあまり聞かなくなりましたね。麻雀はルールの範囲内ならどんな打牌も認められるゲーム。卑怯とか狡いという考えを捨てて、自分の勝率を最大限に高めるかどうかを考えるようにしましょう。

CASE34 スジになっていてもドラそばの牌は危険

ドラが使えるターツや浮き牌は優先的に残されるので、必然的にドラそばは残りやすくなります。ドラそばに限らず、手役狙い等、「スジだから比較的安全」ではなく、「スジ待ちが残っているとしたらどんなケースがあるか」を意識しておくと、通ると思った牌で思わぬ高い手に振り込んでしまうことも減ると思います。

CASE35 ツモ切りリーチの意図を読む

ツモ切りリーチを打つ理由は人によって様々なので、相手の打ち筋と局面に応じて意図を読む必要がありますが、不特定多数の打ち手を想定する場合、どちらかと言えば愚形待ちである可能性が高いことは言えると思います。

113ページのケースは、むしろ打で押す手が有力そうです。ツモ切りリーチが愚形待ちとするなら、を切っているリーチ者には通りやすいことになります。もし読みが外れて、ただ何となくツモ切りリーチしただけであったとしても、高めで満貫ツモまであるリャンメン+リャンメントイツの1シャンテンなら押すのもさほど悪くありません。

麻雀技術守備の教科書

いちばんやさしい麻雀の守備の本
“じっくり型”井出洋介と、“スピード型”小林剛
二人の守備の名人が基本から丁寧に解説しました。

打ち筋が正反対の二人だから導き出すことができた
「全プレーヤー必須の知識」

【この本の特徴】
・麻雀の第一人者井出洋介と、Mリーグ出場のトッププロ小林剛の共著!
・リーチされたら?食い仕掛けされたら? 振り込まない方法を解説!
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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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