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ネマタの戦術本レビュー第1050回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その18 著:井出洋介 小林剛」

ネマタの戦術本レビュー第1050回「『麻雀技術 守備の教科書』編 その18 著:井出洋介 小林剛」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるものを取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

第五章 鳴きへの対応

CASE54 ドラの在り処を読む

手役を読むということは、同時に手役についてくるドラの在り処を読むということでもあります。待ちを読み切ることは難しいですが、鳴いた手牌が何点の手であるかを想定するのは易しいことが多いもの。満貫未満の手はドラが1枚あるかどうかで打点にかなり差が出るので、押し引き判断も変わりやすくなります。

まだテンパイしてなさそうなら真っ直ぐ打つと考えがちですが、相手の危険牌を止めつつ1シャンテンを維持できるケースも少なくありません。「鳴きをケアするといってもベタオリとは限らない」というのも、鳴きへの対応が苦手な方は意識しておくとよいと思います。

CASE55 ダントツ者の早鳴きを読む

ダントツの親といっても満貫をツモられるようなら逆転される可能性も結構あるので、9巡目ならリャンメンをチーしてひとまずのみ手でもテンパイに取ること自体はさほど不自然とは思いません。

問題は序盤から中張牌を結構切っているにも関わらず、最終手出しがなのでむしろタンヤオでない可能性が高く、河が濃いのでテンパイ率も結構高く待ちも絞れているということ。こちらはアガリのリターンがそれほど高くない1シャンテン。現状放銃リスクが結構あると判断できる以上、一旦安牌のを切るのが無難でしょう。問題は「いまのうち」と切ってしまうことというより、1フーロならまだ大丈夫、タンヤオなら安いといった思い込みで押し引き判断に必要な情報を見落とすことにあります。

CASE56 ドラアンコの鳴きを見破る

今回のケースはメンツ候補オーバーの形から打チー打もあるので、後付けの可能性を否定するまでには至らなそうです。河によってはドラアンコを見破ることができる場合もあります。この場合は一見暴牌に見えるを通せることになります。正直実戦でできる自信がありませんが、できればマスターしたいものです。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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