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ネマタの戦術本レビュー第1226回「『麻雀「超コスパ」上達法』編 その15 著:金太賢」

ネマタの戦術本レビュー第1226回「『麻雀「超コスパ」上達法』編 その15 著:金太賢」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第4章 平均順位2.3台を目指す

超コスパ戦術,43

自分のアガリが厳しいなら、基本は振リ込まないことを考えますが、振り込みを回避するだけなら難しくないのであれば、「下家に鳴かせることが損になるか得にになるか」も意識しておきたいところ。損な場合は絞り、得になるならわざと鳴かせる牌を切る。自分の和了と放銃回避以外でも、自分にとってどうなれば得かを考える。意識していないと選べない打牌なので、この機会に押さえておきましょう。

超コスパ戦術,44

194ページのように、自分の手牌だけ見れば対子のどちらを切ってもほぼ同じ。こうしたケースはしばしば起こります。このようなケースで着目すべきは他家の動向。東家がマンズの一色手傾向であることに気付いてさえいれば、わざわざ鳴かせるのは損なので打が良いと分かります。読みと聞くと相手の待ちや手牌構成を言い当てるものだと考えがちですが、何となく推測するだけの読みでも案外重要であることが分かりますね。 

超コスパ戦術,45

河読みに長けている人は一つ一つの手順をしっかり見たうえで判断しているのかもしれませんが、実際は警戒すべき特徴だけ見ていれば多くのケースで対応できます。特徴に気付くコツも言ってしまえば、「警戒しなくていいものは見ない」こと。これは手出しツモ切りにも同じことが言えます。

読みに限らず、重要な技術を身につけるために、実用度の低い技術は一旦脇に置いておくのが「超コスパ」上達法。私も可能であれば、麻雀を覚えた段階から3ヶ月で強者と戦えるところにまで実力を伸ばすために、何から教えるのがコスパの高い上達法なのかを研究してみたいですね。

麻雀「超コスパ」上達法


最短ルートで雀力がめきめき向上! これまで存在しなかった画期的な「第二の麻雀入門書」!

初心者のための戦術書をつくりたい。本書はそんな金プロの思いから生まれたものである。 「麻雀のルールを覚えた人」「これから麻雀を強くなろうとしている人」のために、最短で麻雀が強くなるテクニックを解説。絶対に押さえておきたい役作りの原則や牌効率の基本、実戦で差が出る鳴きやリーチ判断、オリの極意、さらには平均順位を押し上げるトッププロ直伝の上級テクニックまで、3ヵ月間で強者と肩を並べられるようになるカリキュラムを組んだ。
本書を読めば、最短ルートで雀力がめきめき向上! これまで存在しなかった画期的な「第二の麻雀入門書」です。

●著者プロフィール
金太賢(キム・テヒョン)
1983年1月27日生まれ、兵庫県神戸市出身。
脱サラ後に日本プロ麻雀協会4期生としてプロデビュー、A2リーグまでストレート昇級、1年後に最高峰のA1リーグへ。2017年に団体最高タイトル「雀王」を獲得すると、その勢いで「麻雀最強位」も獲得、翌2018年も「雀王」を連覇。現A1選手の中で連続在籍記録2位、降級未経験記録1位。

高い雀力と解説の分かりやすさに加え、トレードマークの派手なシャツで人気を集め、Mリーグの解説、ABEMAのRTDトーナメント、MONDOTVのモンド杯、など様々な麻雀番組でも活躍中。今最もMリーグに近いと言われるプロの1人。
普段は健康マージャン「まーすた」で麻雀の普及活動に努めている。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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