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ネマタの戦術本レビュー第1223回「『麻雀「超コスパ」上達法』編 その12 著:金太賢」

ネマタの戦術本レビュー第1223回「『麻雀「超コスパ」上達法』編 その12 著:金太賢」

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ネマタの戦術本レビューとは
  • 『ネマタの戦術本レビュー』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる戦術本レビューです。
  • ご意見・ご感想がありましたら、お問い合わせフォームから送信してください。
  • 第1回から読みたい方は、目次からご覧ください!

当レビューは書籍の内容に関するネマタ氏が当書の回答に異論があるもの、追記事項があるもの、または更に掘り下げたい部分等を取り上げます。姿牌、局面については書籍を購入してご確認下さい。

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第3章 勝ち組になるために取り組むこと

超コスパ戦術,33

聴牌から聴牌の鳴き。鳴く前と鳴いた後を比較すれば、鳴いた後の形が良いのは明白です。問題は実戦で気付いて正しく実行できるかということ。聴牌すると後はアガリ牌だけに着目しがちですが、鳴きも含めて手変わりを意識しておくようにしましょう。

超コスパ戦術,34

本書は片アガリの仕掛けをする目安を鳴いて3翻に設定していますが、152ページのように鳴かないと聴牌自体が厳しいのであれば2翻以下でも鳴きます。

逆に150ページの手牌は鳴いて3翻あるとはいえ、から鳴くかは微妙なところ。今回は9巡目につき鳴きに分があるとみますが、より早い巡目ならスルー有力とみます。片アガリの仕掛けを嫌うことはないですが、「待ちが残るとアガリにくい仕掛け」ではあるので、役確定の仕掛けよりは鳴いた後のアガリやすさを意識します。

超コスパ戦術,35

昨今の麻雀戦術書は「鉄のメンタル」作りを推奨するものが多く見受けられますが、私的にお勧めなのは「ゴムのメンタル」。何があっても鋼鉄のように固くあろうとすると、想定外の事態が起きた時に脆く崩れてしまいがち。それに対してゴムのメンタルは簡単に凹みますが、決して潰されず、凹んでも必ず元に戻ります。

ゴムのメンタルを育てるコツは、何と言っても麻雀を楽しむこと。それもどうしようもない抽選、結果ではなく、自分で何とかなる(かもしれない)選択を楽しみましょう。人間にはリソースに限りがありますから、不運ばかり嘆いていると、何とかなったケースさえ見落としがちになるものですし、逆に目先の選択に夢中になっていると、それまでの嫌な抽選や結果も忘れやすくなります。

ただし、あまり自分の選択ばかりに力を入れると、今度は自分のミスに嫌気がさして麻雀を楽しめなくなるかもしれません。そんな時は無理に打ち続けなくてもOK。自分でプレイせずとも楽しめるコンテンツは麻雀に限らず色々ありますから、調子が悪いと感じたら一旦休んで、気が向いたらまた打つくらいでも十分です。

麻雀「超コスパ」上達法


最短ルートで雀力がめきめき向上! これまで存在しなかった画期的な「第二の麻雀入門書」!

初心者のための戦術書をつくりたい。本書はそんな金プロの思いから生まれたものである。 「麻雀のルールを覚えた人」「これから麻雀を強くなろうとしている人」のために、最短で麻雀が強くなるテクニックを解説。絶対に押さえておきたい役作りの原則や牌効率の基本、実戦で差が出る鳴きやリーチ判断、オリの極意、さらには平均順位を押し上げるトッププロ直伝の上級テクニックまで、3ヵ月間で強者と肩を並べられるようになるカリキュラムを組んだ。
本書を読めば、最短ルートで雀力がめきめき向上! これまで存在しなかった画期的な「第二の麻雀入門書」です。

●著者プロフィール
金太賢(キム・テヒョン)
1983年1月27日生まれ、兵庫県神戸市出身。
脱サラ後に日本プロ麻雀協会4期生としてプロデビュー、A2リーグまでストレート昇級、1年後に最高峰のA1リーグへ。2017年に団体最高タイトル「雀王」を獲得すると、その勢いで「麻雀最強位」も獲得、翌2018年も「雀王」を連覇。現A1選手の中で連続在籍記録2位、降級未経験記録1位。

高い雀力と解説の分かりやすさに加え、トレードマークの派手なシャツで人気を集め、Mリーグの解説、ABEMAのRTDトーナメント、MONDOTVのモンド杯、など様々な麻雀番組でも活躍中。今最もMリーグに近いと言われるプロの1人。
普段は健康マージャン「まーすた」で麻雀の普及活動に努めている。

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この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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