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ネマタの手組の達人 第9回

ネマタの手組の達人 第9回

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リャンメン待ちのリーチ平和(2翻30符)と、カンチャン待ちのリーチ三色(3翻40符)なら基本的に後者有利です。リーチ平和をリーチ三色にすると打点は約2倍になりますが、リャンメンをカンチャンにしてもアガリ率は半分にまではなりません。具体的にアガリ点がどの程度になるのか、アガれなかった場合の支出込みで局期待値がどの程度になるかについては、『統計学のマージャン戦術』を御参照下さい。

しかし、今回はカンチャンとはいえを1枚使っているので、通常のカンチャン待ちよりアガリにくそうです。リャンメン側も1枚使っていますが、極端な話が1枚も残っていなければリャンメンに受けた方がよいのですから、待ち全体が悪くなれば悪くなるほど打リーチの優位性が下がると言えます。

そして、待ちがアガリにくいとなると打リーチも候補に上がります。リーチタンヤオの2翻40符なのでリーチ平和より高く。待ちはのシャンポンとカンよりはアガリやすいです。

リャンメン同士、カンチャン同士でも、枚数や待ちの種類でアガリ率は変わりますが、どのように変わるのかについても、現在では「麻雀数理研究会」の記事(参考1参考2)にてデータが示されています。有料記事ですが是非ともご購入下さい。結論だけ申し上げれば、1枚使っているという条件だけなら結論が変わるにまでは至らないので、打リーチを私の解答といたします。

もしがもう1枚見えているのであれば、今度は打リーチが有力でしょうか。シャンポン待ちのデータはありませんが、(アガリ牌2枚(残り2枚は手の中で使っている)の28待ち)のアガリ率をAと置くと、(でアガれる確率)+(でアガれる確率)−(でもでもアガれる確率)につき、A+A−A×Aで求めることができます。

その他としてはダマテンに受けてタンヤオ三色への手変わりを待つ選択がありますが、8巡目では手変わりを待つには遅く、変化よりはリーチの加点を優先した方がよいでしょう。

しかしこれも序盤であればダマが有力とみます。実は今回の牌姿の元ネタは『科学する麻雀』。問題の14枚の手牌からが抜けた13枚で2巡目想定。『おしえて!科学する麻雀』でも数字の配列が変わっただけの同様の牌姿が取り上げられています。本書ではリーチが推奨されていますが、私がダマ有力と判断した理由はこちらに書かせていただきました。

今回の手牌で2巡目であれば、打ダマよりむしろ打ダマがよいでしょう。ツモも、ツモ平和の400−700のアガリより、高め跳満が見込めるフリテンリーチが局収支ではっきり勝るので、リャンメンテンパイにこだわる必要性が薄く、高打点への手変わりを最大限にみる選択が有力です。

『科学する麻雀』を打ち方のベースにしつつも、「どんなケースなら例外を考えるべきか」についてばかり考えていた私は、本書の牌姿から二段階手変わりについて考えていたのですが、「ダマにしてもしをツモってきたら打で三色リーチなんだろうか、でも見た目的にもリーチはしづらい。それなら打はどうだろうか、ダマにしたまま手変わりしなかったらどのタイミングでリーチすれば良いのか…」と考え込んでしまった記憶があります。

現代麻雀技術論や各種SNSで何度となく「何切る」を取り上げてきましたが、実は私自身が牌姿を制作したものは滅多にありません。この問題もたまたま昔のことを思い出して取り上げただけで今回が初公開。類似の問題を誰か出題してそうなものですが、不思議なことにこれまでお目にかかることがありませんでした。もし、「以前こんな何切るを考えてみたけれど、自分でも正解がよく分からず悩んでいる」という問題がございましたら、是非ともtwitter(@nemata1632)宛にDMでお送り下さい。当記事で取り上げさせていただきます。

手組の達人第10回

 ドラ

 

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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