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ネマタの天鳳日記 第16回

ネマタの天鳳日記 第16回

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16−1_R

ラス前満貫ツモでトップですが、ラス目とも1000点差未満の3着目。高めでタンヤオ234三色が見える1シャンテンですが、マンズを切って受け入れ最大にするか、打でマンズのを残して良形変化をみるか迷うところ。今回は打としました。

16−2_R

 基本的に序盤なら変化残しに分がありますが、今回は三色が崩れるツモでも打でテンパイを外して手変わりが待ちやすいことを考慮してなおのこと打に分があるとみました。

 個人的には先制悪形のみ手でリーチするのはそこまで損だとは思いませんが、良形変化がまずまずあって変化した場合に平和がつくようであれば平場でもテンパイ外しに分があるとみます。

 今回はリーチ棒を出すと一旦ラスに落ち、あがれたとしてもオーラスノーテン罰符でもラス落ちのリスクが残ります。一方自分がアガれなくても西家東家が北家から出アガリするようなら自分のアガリ以上に好都合とテンパイ外し寄りの条件が揃っているので、なおのことテンパイ外しがよいと判断しました。

16−3_R しかし実戦ではラス目の北家からリーチが入ったうえにアガリ逃しのツモ。と切ってリーチならは基本通るのでテンパイに取りますが…

16−4_R

  次巡更に無スジのドラをツモ。当然降りを考えましたが…

16−5_R

  少考した後プッシュ。フリテンで無スジのドラ勝負など通常では考えられませんが、北家とはテンパイノーテンで着順が変わる点数状況。オーラスを3着 で迎えるかラスで迎えるかで、僅差であっても最終的な着順に大きな結果を与えるので、自分でをツモればアガれるのであれば辛うじて勝負になると判断しました。

 最初のテンパイ外しからするとやっていることがいかにもちぐはぐなので正直あまり自信はありませんが、展開が変われば判断も当然変わってきます。

16−6_R

  運良くフリテンをツモアガリ。これで北家とは4800点差になったので次局は一人ノーテンでも3着を維持出来ます。

 「ラス目とは勝負しない」とはよく言われますが、今回のようにラス目と僅差で、アガっても2着には届かない局面であれば、「相手がラス目だからこそ勝負。むしろラス目以外とは勝負しない」ということも有り得ます。単純な順位だけでなく、全体の点数状況で押し引きを判断したいものです。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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