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ネマタの天鳳日記 第218回

ネマタの天鳳日記 第218回

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 ツモられて失点続きのラス目のまま南入。更に3着目の南家からリーチ。ここでアガられてしまうとかなり苦しいことになるとはいえこの2シャンテンでは押せません。

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 ただし一旦引いたからといってベタ降りとは限りません。タンヤオチートイツの1シャンテンというだけなら押し有利とは言えませんが、現物が1枚も無く最も通りそうなのはスジですがドラ絡みカンはあってもおかしくないところ。一方は両無スジのうえを自分で5枚持っていると危険牌の筆頭ではありますが、通りさえすれば安牌を大幅に増やすことができます。

 それならここで一旦リスクを負い、チートイツの可能性を最大限にみた方がよいのではないでしょうか。「押すことで安牌も増やせる」選択は戦術本でも取り扱われるケースが少なく、どの程度なら有力と言えるかを具体的な基準で示すのは難しいですが、知らないとなかなか選べない打牌なので引き出しとして押さえておくことをお勧めします。

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 から切っていれば取れなかったテンパイ。は両スジになりましたが打ダマは打点的に不満。打リーチではが出やすいとは言えないので放銃リスクを負うだけ損ということで打リーチ。もちろんアガれる確信は無く、うまくいけば儲け物くらいのつもりでいましたが…

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何と一発でツモったうえに裏ドラがで倍満。しかもは南家の当たり牌。作ったかのような出来過ぎな展開になりました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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