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第129回 ネマタの麻雀徒然草

第129回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

大学2年に入り、学生寮にも新しく麻雀が打てるメンツが入りました。まだ初心者に毛が生えた程度の実力とはいえ、仲間内では安定して勝っていた私。その日もそれなりに勝っていたのですが、トータルで結構負けていた新入生がラス目の南場でダブホンイツトイトイ三暗刻ドラ3をツモアガリ、手牌を公開するなり迷うそぶりもなく6000−12000と発声。彼とはそれほど卓を囲んでいないので実力のほどは測りかねますが、ノータイムで三倍満の点数を申告し、芸術点の高いアガリを決めながら飄々としている姿に、ただ者ではないと感じさせられたものです。

私は学生時代将棋部とゲームサークルに所属し、麻雀部には所属していなかったことは第53回でお話しましたが、その頃から自分の中で麻雀が占めるウェートが増え、麻雀格闘倶楽部やハンゲームをよくやるようになっていました。単純に打荘数がだいぶ増えたので、三倍満をアガるチャンスにも恵まれます。リーチ一発ツモ三暗刻表3裏3。ハンゲームを始めてから数十戦後に出たアガリでした。他にもリーチタンヤオチートイツ表2裏2赤3。MFCではドラのアンコが出るなり大ミンカンしたところカンドラも中になり、他に赤2つあってドラ10のアガリもありました。

しかしながら、どれもドラが沢山乗っただけの、いかにも芸術点の低いアガリ。アガるにしてももっと華麗な手役つきでアガりたい、それも牌を積む麻雀で「6000−12000」と申告してみたい。初心者の頃から手役を狙って高めを追求する麻雀とは縁が遠く、役満はいつどこで何をアガったか案外覚えてないものですが、三倍満に関してはアガった手役の詳細まで細やかに覚えています。私は半ば冗談で、「役満は浪漫」と言っていましたが、芸術点の高い三倍満については、やはり魅せられるものがありますね。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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