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第240回 ネマタの麻雀徒然草

第240回 ネマタの麻雀徒然草

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ネマタの麻雀徒然草とは
  • 『ネマタの麻雀徒然草』は、麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者・ネマタさんによる「麻雀に関する話題を徒然なるままに書き連ねていく」コラムです。
  • 第1回はコチラ

前回、「索子のデザインには不思議なところが多い」と書き、麻雀牌のデザインについて調べていたのですが、実は他の色にも色々と不思議なところがあることに気付かされました。

・マンズのだけ、「五」ではなく、「伍」

一説には、元々は金銭の書き換えを防ぐ為に使われる難しい漢数字(大字と呼ぶそうです。)を使っていたが、牌に文字を刻印するのが手間がかかるので簡単な数字になった。ただし「伍」だけはあまり手間が変わらないのでそのままになったとされますが、こちらによると実ははっきりとは分かっていないようです。麻雀牌の前身にあたる馬吊にも、「一万、二万」と書かれているものが見受けられます。そもそも刻印するのが手間がかかるというのが理由であれば、「萬」も「万」になってそうなものですが、「万」の字が書かれているのは、昔のゲーム麻雀くらいなものです。

他に考えられそうなのが、牌をデザインするうえでの見栄えに理由があるというもの。「万」よりはやはり「萬」の方が見栄えが良いですし、「伍」だけは大字にあまり馴染みがない人でも「五」のことだと認識できる。筒子は、索子はが他と異なる特殊なデザインをしているように、萬子にも一つだけ他と異なるデザインを入れようとして「伍」が選ばれたということです。

これは私の勝手な想像で、真相が解明されることが今後あるかは分かりませんが、麻雀のようなゲームは多々あるにも関わらず、麻雀だけが大きく広まったのは、麻雀牌のデザインに人を惹き付けるものがあったというのも理由として挙げられるのではないかと思ったことでありました。

この記事のライター

ネマタ
浄土真宗本願寺派の僧侶。麻雀戦術サイト「現代麻雀技術論」の著者。
同サイトは日本麻雀ブログ大賞2009で1位に。
1984年佐賀県生まれ。
東京大学文学部中退。

著書:「勝つための現代麻雀技術論」「もっと勝つための現代麻雀技術論 実戦編

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